2005 03 18

03 18

OVA@UNITの日。

例によってギリギリまで準備を続けてラップトップ2台(1台は映像用)、インターフェースなどをkarrimorのガラガラ付のでかいバッグに詰めて20時過ぎにタクシーでUNITへ。初めてライブで使うKORG MS-10も。

UNITでOVAをやる、僕のライブもやるというのは去年から決まってたんだけどなかなかタイミングが合わなくてやっと今日、という感じなんですね。OVAはryomaという非常に優秀なオーガナイザーがいる(しかも親友)のでずっと楽しみにしてて、しかも客層に女の子が多いから^^:活性が高い。みんな楽しもうという意識が高い。

実はUNITは惜しいハコだなとずっと思っていて、場所も規模も丁度いいしオープンした頃から家が近いこともあって何度か行ってるけど一向に音が良くならなかったんですね。最初は出来たばかりだからかな、と思ってたんだけどどうやらそうじゃないということが分かってきて、もし僕がやるならスピーカーの追加とバランスの再調整は必須だということはずっと言っていて、それも実現してもらえた。結果的に大成功だったと思う。
去年のATAK nightから今月まで毎月、つまり計3回も(これ、僕にしては非常に数多いです)ライブやってて、毎回AOさんと森さんという非常に優秀なPAチームと一緒にやっていたので、音が悪いのにライブをする意味がない、ということ以上に生理的な部分で音が悪いのに耐えられなくなっていて(笑)今回もお願いしたのです。なのでシステム的にはフロントに常設のJBLとそのラインアレーがあってこれは通常のUNITと同じで今回、後方に僕がいつもライブで使っているmartin audioのラインアレーを2発入れて、ライブの時のオペレーションはAOさん+森さんというセッティングで、サウンドチェックのときに分かったのはmartin audioは本当にlowが速いということで、JBLはそれに比べるとすごく遅い。つまり前と後ろでスピードの違いが明らかでそこをこの日、入っていてacousticの佐々木さんと詰めていったんだけどこれも比較的スムーズにまとまった。つまり前のJBLから出るlowをタイトにしてもらって整合性をとっていったのだけど結果的に良い音場が出来たと思う。

はっきり言ってお金とるならこのくらいのレベルにするのは絶対に必要だと思う。CD1枚買うよりも高い金払って遊びに来るわけだから体感的なレベルで満足を与えないと。実際、この日来たお客さんからも信じられないくらい音がいい!って何度も言われたし。音がいいと楽しいわけです。これは東京のクラブ全般に言えることなんだけど音が悪いのに客が来ないとか言ってるのはマズイと思うんですね。僕は利害ないから正直に書くけど映画館だってサラウンドで体感指数上げて、しかもストーリーまであるわけだから(笑)ナンパ箱でもない限り家と同じステレオ(つまり前方2チャンネル)でキックの音は潰れててハットは痛くて音圧はない、みたいな環境だったら行かないし、他のアミューズメントというかエンターテイメントと比較して、よりリアルに対価価値で比較して考えるというのは唯一の有効な方法だと思うわけです。

で、サウンドチェックも無事終わって、mariaとエバラ君と食事。その後は楽屋とフロアを行ったり来たりして過ごす。ホントは25:30からの予定が26時過ぎに遅れてライブがスタート。
僕のライブは中盤までは非常にイイ感じで進んでたと思う。後半ちょっと色々なことが起こっていて、これは言い訳になるから書かないけど(笑)まー課題ということで難しいですね。でもライブセットの完成型は見えた。ちょっと驚いたのはライブの最初で使ったMS-10があまりにも音がいいということで、これはちょっと考えちゃいました。つまり当たり前だけどコンピュータで使っているaudio interfaceよりも楽器のほうが音はいい。だから例えばバンドと比べたら、とかコンピュータ使わないでライブやる可能性とか。とはいえバンドは組みませんが(笑・向いてないのです)

イベントはすごく楽しくて僕の後の田中フミヤさんのDJも非常にイイ感じでフロアで踊ったり、とにかくたくさん来てくれた友達と話したり、ライブよかったです!っていう人と話したりして過ごしました。ちょっとぐったりしてたので酒は控えといたけど非常に良い夜。でした。

えーと、この環境を作ってくれたOVAのスタッフ、AOさん+森さんと許容してくれたUNITのスタッフに感謝します。あと決してダンスミュージックじゃない僕のライブを楽しんでくれたフロアの皆様にも。OVAは夏に野外で一緒にやろうかという話になってるのでお楽しみに。野外初だな。楽しみ。