2003 10 30

10 30

今日は悲しいことが一つあった。

恵比寿でmariaが出る東コレのショーがあってそれを見に行った
んですね。
で、まーショーはともかくとして帰り道、恵比寿駅に向かう
途中に(ボーリング場の近くです)シャンブライっていう
かなり好きなタイ料理のお店があって久しぶりに寄って夕食を
食べようということになったんですね。

それで入ろうとしたらmariaが「あれ、なんかお店の名前が変わって
る」とか言い出して、看板みたら確かにシャンブライとは書いて
いない(忘れた。Aで始まる言葉だったと思う)。

それでちょっとイヤな予感がしたんだけど内装とかはそのままだし
まーあんまり気にとめないで入って行ったんですね。
で、思えばこの時点で引き返せばよかったんだけど、前は混んでて
入れないことが多かった店内が非常に静か+なんかダウナーな
ドヨンとした覇気のない(3つも並べちゃってすいません。どれか
一つでよかったですね)空気が流れていて30秒後くらいにそれは
店員が醸し出しているものだ。ということが分かりました。

mariaとどうしようか?とか言ってたんだけど、ここがダメになった
かどうか友達連れてくることもあるだろうから僕達で確かめようと
いう、今考えるとなんでこんなことに犠牲的精神を発揮してんだろう
という思考回路が働いて、ともかくちょっと確かめるまで気が済まない、
ということになってとりあえず注文しようとしてメニューみたら
メニューも全然違う(笑)

僕はもうこの時点でダメな確信みたいなのがあったんだけど、とりあえ
ずお腹も空いたし、牛スジ入りのトムヤムクンと青パパイヤのサラダ
と御飯を頼みました。

で、予想通りまずかったです(笑)。

青パパイヤが殆ど入っていない青パパイヤのサラダはやたら塩っぱい
し、トムヤムクンも油が強い。牛肉というのは比較的調理によって
味が変わらないのが救いだけど、まーマズイねってさわやかに言い
放てる感じでした。

何がどう変わったのか革命なのかクーデターなのか分からないけど
とにかく以前の味も店員もメニューも全部失って残ったのは内装
だけという普通に考えると閉店→ダメな経営者がすごく楽して引き継い
だとしか思えない有り様で(違うかもしれないけどね)ともかく好きな
レストランを一つ失った2人は軽く落ち込んで家に帰りました。

こういうことはエスニック料理に関しては結構よくある気がします。
僕が昔住んでたとこの近くにスリランカ人がやってるインドカレー
の店っていう、ちょっとよく分からない店があったんだけど、
出来た頃は値段も安くてしかもおいしいから街の人気者っていう感じ
だったんですが、ある日行ってみたら店の隅にわけの分からない
アクセサリーが置いてあったんですね。売り物として。小汚い感じ
のが。

で、そのうちどんどんどんどんアクセサリーが増えだして、店を
占領していって厨房にダメーな感じの仲間が増えていってとうとう
店員が交代ってなったときにはカレーの味もとことん落ちてカレー屋
じゃなくて全面的にアクセサリー屋になったら一週間くらいで潰れて
チャンチャンでした。そんなことを思い出しました。