2004 11 21
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えーと、現状タワーレコード渋谷店5Fにはあります>ATAK nightフライヤー。
で、予約の方からsuperdeluxeの場所が分からないというメールをいくつか頂いているようなのでここでまとめて。最寄り駅は地下鉄六本木駅になります。そこから246沿い道の左側を渋谷方面(西麻布の交差点方面)に3、4分程歩いてテレ朝通りを通り過ぎると英国酒場とデカく書いてある店があってそこの地下です。
今日は004,005の配送、納品日で家はバタバタしつつも僕は終日作曲。明日から000のミックスダウンが始まるので僕はかなり急ピッチなだったんだけど夜は佐々木さんに誘われてクアトロでFENNESZとRADIANのライブへ。1時間くらいしかいられないなーと思いつつRADIANのライブは見てみたかったので。
ライブは非常によかったです。ポストロックというより非常に現代的なバージョンアップを施されたロックという感じで(っていうかポストロックと言われるものの殆どのものに興味がないのですが)要するにクリックを聴きながらグルーヴできることと音色メロディー(あ、さすがにウィーンだなと。シェーンベルグ。)が必須なわけで、その典型でした。もちろん良い意味で。
しかしライブを見て思ったのはアルバムより全然いい+やはりアルバムはジョン・マッケンタイア過ぎるというかドラムの音の録り方とコンプレッションがトータスなんですね(笑)。
ライブでのドラムの音(特にスネア)、ベースとのコンビネーションは非常によかった。ライブ盤出たらいいのになと思いました。
あとその音色メロディーの部分を主に担当していたVIRUS(多分indigoっていう機種だと思う)のシンセは以前僕も狙っていたブツで、非常に音がよかった。というのも彼らは予めスタジオで録音したと思われるパーカッシヴなノイズや演奏の断片をpower bookから出したりもするんだけど当然VIRUSの方が全然音が良くてこれはpower bookのaudio interfaceで持ち運び出来るようなもののI/OのクオリティというのがVIRUSのような本気のシンセのそれに比べるとまだまだだということと非常に高いサンプリングレートで内部処理を行っているシンセなのでクアトロのようにあまり音が良くないライブハウスでもノイズの細部まで肉感的に伝わってました。
例えばラップトップをMIDIコントローラーで操作する場合、ツマミをひねるという行為によって音の動きはある意味、肉体的に変化するんだけど音はコンピュータの中にあってそのクオリティの範囲で鳴るので肉体的にはなり得ないしツマミというものの性質上、どうしても惰性に流れる傾向はあります。で、僕は<音自体>の肉体性、有機性(同時に無機性)には興味あるけど、<音の動き>の肉体性とテクノロジーの関係というのにはまったくと言っていい程興味ないので問題は発音体なわけでそういう意味ではハイクオリティなシンセというのはもう一度見直したいと思ってるんですね。
ちなみにVIRUSは最近、Virus TIっていうすごい、すごすぎる(ヲタっぽいな)シンセを発表してて、これはかなり狙っています。アルバム売れたら買おっと。これはコンピュータの音をUSB経由で「シンセの中で」加工して戻すなんていう従来とは逆のプロセスが可能で(シンセの音をコンピュータで加工しますよね、普通は)しかもハードウェアなのでプラグインよりも全然精度は高いはずというもので日本発売がかなり楽しみ。デザインも真っ白でかなりいいし。
http://www.access-music.de/
次のslipped diskのアルバムはコンピュータの比重を減らしてハードウェアを増やそうと思っててそういう意味でも候補ですな。
会場では最近佐々木さんに友達宣言されたICCの畠中さんと遭遇。畠中さんのblogは非常に面白いですよ。最近まで存在知らなかったんだけど名前で検索すればすぐ出てきます(笑)。あと秋山徹次さんにも久しぶりに会ったら髪が短くなっててびっくり。あ、あとヤマミチアキラさんにslipped disk remixを含むアルバムは12月に発売になりますと言われる。
fenneszは時間がなかったのと、あまりにも無造作にギターのコードが鳴ったので帰宅。作曲の続き。