2004 09 09
09 09
・ジムの帰りになんとなく近所の楽器屋の前を通り過ぎたら
店の中にKORG MS10が。
・ちなみにこのMS10というのは1975年製のアナログシンセで
・かなり初期型のシンセですね。鍵盤は2.5オクターブ
しかなくてツマミが鍵盤と垂直に立ち上がっている面に
付いていて、パッチングもできる。
・大分前からなんとなく気になってたんだけど、とはいえ
わざわざ探すほど気になるというほどでもなかったのですが
・なんとなく呼ばれてる気がして(なんか文芸っぽい表現だな)
店内でサウンドチェックをすると
・これがびっくりするくらい良くてしかも中古で値段は24800円
という(笑)
・買え、という天使の声が聞こえました。
・とはいえ一応ノイズチェックとガリチェック、あと手持ちが4284円
しかなかったので(笑)一度帰宅。
・その後コンビニでお金を卸して店に行ってゼンハイザーのヘッド
フォンでノイズチェックと動作チェックもしてから購入。
・シンセ買うのなんて何年ぶりだろう。かなり嬉しい。
・帰宅してからひとしきり鳴らしまくったんだけど、これはかなり
いいです。
・このMS10の上位機種のMS20というのはかなり名器、じゃないや
名機として有名で確かロエル・メールコップも使っていたとかだった
と思う。
・MS10との違いはオシレーターが1つか2つかということが一番の
差異で、MS20は比較的中古楽器屋で見かけるので鳴らしたことが
あるんだけど、なんとなく音が細いという印象だった。
・で、それは間違いかもしれないし記憶違いの可能性が高いんだけど
今日買ったMS10は電気回路の音そのもののある種の有機性を持った
野蛮な音がして僕はすごく気に入りました。
・非常にいい買い物をした(満面の笑み)。
・オシレーターの組み合わせで作るわけではないので、音色合成の
応用範囲は狭いんだけど、今アナログのハードを使う場合そうした
洗練があまりないものを使いたいという気持ちが強くてだから上位
機種、とか複雑なことが出来るというのはあまり重要ではないん
ですね。
・要するに音自体がいいか、どうかで。大事なのは。
・あ、あとfilterの効きというか粘りがすごい。と思っていたら
ネットにthe orbのアレックスパターソンは未だにフィルターとして
使っています、ということが英語で書いてあった。
・んで、嬉しくてしばらく家で即興。と言っても鍵盤はトリガーで
しかなくてサスティンを最大に延ばしてパッチやツマミで音色の
変化を楽しむ。
・楽しむ、どころじゃないな。かなりパンク的なリピドーが全開に
なっていました(笑)
・で、96k 24bitで即興したものをハードディスクにレコーディング
したら相当よかったのでいくつかテイクを録って編集したものを
000に入れることにしました。
・これからやります。
・音がいいのでプラグインもそんなに使わなくていいかも。特に加工系
は必要ない。
・mudulation generatorをパッチでループさせるとスゴイ音がする。
ライブで今度使おうかなー。