2003 06 05

06 05

造形大学で最後の授業。
僕が出した課題ーsound editで3分の曲を作ることーの今日は
講評をする日で、いつものように眠い目をこすりながら(お、なんか
古典的な表現がふいに出てきて童謡、じゃなくて動揺してしまいまし
た・笑)電車に乗る。

昨日、カメラ付き携帯を買って結構ウキウキな僕は電車の中で
色々な機能をチェック。
写真も撮ってみたりしたんだけど、いけないこれは盗撮だと思われ
るとか思ってやめました。
カメラの解像度も31万画素とかで、かなりイイ感じでびっくりしま
した。

で、そんなことに夢中になってるうちに相原に到着。
教室に着くと生徒はeditに勤しんでいて、最初の1時間は仕上げに
使うことに。

2時限目は順番に発表していったんだけど、びっくりしたのは
出来ませんでしたーとかいうヌルいバカは皆無で、全員非常に
がんばって3分の音楽を完成させていたことで(これは授業が
5回しかないこと、僕が啓蒙的に「音楽を作るというのはこういう
ことだよー」みたいなことを教えるということをしないで、色々な
音楽の作りかたがあっていいし、結果として色んな音楽があって
いいという方針でいたことを考えると非常に画期的でそもそも3分の
音楽を作るというのは初めて音楽を作る人たちにとってはすごく難しい
ことだと思います。前年までの課題に比べても大変だったと思うし)
中には面白いなーというものもいくつかありました。

これは軽い感動のよーなもので、僕は音楽を教えることは出来ない
からリファランスとして僕が面白いと思う音楽を聴かせたり、ドローン
とメロディという考え方を説明したりすることで、sound editみたい
な手軽なソフトがあれば音楽を、しかもいわゆる<音楽>の形式に
依存しないものが作れる可能性があるということが分かったのは収穫
だったのと同時に僕にも音楽を作るというのはどーいうことなのか
と考えるきっかけになったりして、ありがと。っていう感じでした。

これは3分の音楽×30名弱っていうことで2枚組のCDにこれから
生徒がまとめるらしくて楽しみにしてます。