2007 06 03
06 03
ATAK T3.0 FEMME、つまり白い女子のfilmachine Tシャツが完売致しました。
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filmachine Tシャツの女子用は今年Park by K3で非常に売れていて、カッティングの良さが評判になっているようです。Tシャツのカッティングというのは結構難しくて男子用、女子用ともに現在の形とサイズ感に行き着くのにかなりの試行錯誤があったのですが材質とも密接に関係しています。僕自身の趣味で言えばゴワッとしている生地が苦手で基本的に薄手で下に落ちる生地が好きということもあってそういう風にしているのですが、この下に落ちる感じというのが難しいのです。
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テロンっていう感じの薄さになると妙にドレッシーになってデニムと合わない、もしくはケバくなるということで論外で、とはいえ絶妙な材質感で下に落ちる感じの生地というのは高いんですね。知っての通り、ATAKのTシャツに関してはボディからデザイン、生産しているのでどの生地を使うかというのはデザインとの兼ね合いもあるのですが、この価格設定に対しては限界と言えるくらい良いものを使っているので、評判良いのは非常に嬉しいです。現状、各タイプとも残りが少なくなってきて夏まで持つのか、という危惧もあるのですがATAK T3.1(白filmachine)については来週に男子用も女子用も若干数ですが追加入荷があります。
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今日は夕方一人で買物に行き海パンとジェラール・グリゼーのCDというとんでもない組み合わせのものを買って帰ってきました。ジェラール・グリゼーはIRCAM初期にスペクトル楽派というのをトリスタン・ミライユとやっていた人で、僕が大学の頃に結構この周辺が熱かったのですが僕は音楽的で豊穣なミライユよりもスタティックなグリゼーのほうが好きで楽曲分析の勉強会に行ったりもしていたのですがちょっと気になることがあったので買ってみました。アンサンブルの曲が2曲入っているのですが、楽器のためではないシンセサイズの曲をたくさん作っていたとしたらどうなっていたのだろうという素朴な疑問が強く喚起されるものでした。
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スペクトル楽派にしろその後のリンドベルイにしろサーリアホにしろ音響的な解析をオーケストラだったりアンサンブルに置き換えて行くことによって電子音楽の単調さを回避しているのだ、という評価があるのですが逆に小編成のアンサンブルなど聴いて感じるのは既存の楽器音が故に起きる手持ちぶたさ感が常套的なフレーズや進行を作ってしまうということで、これはこれで時間を経て聴くと辛いんですね。電子音は古くなる、というのは常套ですが楽器音でもその時代の常套的フレーズというのは確実に古くなるわけでその2つの、あ、やっちゃってるな感というのは結構近い気がします。音色と構造というのはこの辺を射程に入れて考えていかないといけない。