2007 05 16

05 16

そうそう昨日はみなとみらい駅から芸大の新港校舎に向う途中、見事に雨に降られそれどころか持ってた傘も風邪で見事にブチ壊されてズブ濡れで歩いたせいで完全に風邪をひいた。
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いつもはジャケットを着てるけどその日に限ってカットソーにパーカーでパーカーが厚手のためになかなか乾かず、講義中はマルジェラのカットソー1枚で凌いだけど、そもそもこの校舎は寒いので悪化していきました。
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そして、20時半から帰り道の菊名で元・松下電器、現・千葉工大教授の飯田さんと松下電器の渡邊さん、エバラ君とワインを4人で2本空けながら立体音響に関する打ち合わせをたりしていたら、楽しくなってきて、というかかなり盛り上がってしまい、危うく終電を逃しそうになりました。菊名で終電を逃したらどうするんだろう。タクシー高いから飲みにでも行くか!とか言ってキャバクラとかに行きタクシーで帰ったほうがよっぽど良かったとかいうことになるのだろうか。
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で、今日はこの集中講義の中間発表。学生(正確には院生)が採取してきた音を音楽的な文法によらず一定時間のコンポジションを行うというもので、実を言うと昨日僕は必殺と言ってもいい指導をしてしまったのです。
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今回の学生達は非常にやる気がある子が多いし何人かは音楽の筋がいい、また何人かはクリエーターとして可能性があると思ったので(僕はやる気がないとかいう子には何もしません)、昨日教室に着くなり一人一人の作品を聴き、実際にその場で自分で音を作ってみせたりエフェクトかけたりして「こうやると全然違うでしょ」というほとんど包丁売りの実演のようなことを人数分やったのです。
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もちろん今日の中間発表であまりにも陰惨なものを聴きたくないという自己防衛本能もあったとはいえ、そうしたほうが早いんですね、できるようになるのが。
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なぜ、音楽外のロジックや文法でということにこだわるかというと一番大きな理由は20歳を過ぎて音楽のロジックを覚えようとするなぞ遅過ぎるし、非効率的であるばかりか夕焼け小焼けみたいなのが出来てくる可能性がうんとあるからです。
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もちろん音楽内の構成法やロジックなど教えようと思えば可能だけどそこに僕自身があまり可能性を感じていないことと、その前提で言えば一定時間を音で構成するのが早くできるようになる、ということの「早く」というのは結構重要なんじゃないかと。思っています。
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なのでササッと音を作って足したりしてなぜこうすると効果的かということを話すと今回の場合は大体意図は把握してくれて、今日の発表もなかなか興味深いものでした。多分明日1日頑張れば結構面白いものができるはず。