2007 03 13

03 13

おっと、どうしても時間が過ぎてしまいますな。ツアー日記更新すると言っておきながら、すいません。
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先日の悠治さんのピアノソロのコンサート@東京文化会館小ホールは非常によかったです。バッハもさることながらブゾーニが素晴らしかった。
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そもそも僕は悠治さんはブゾーニと似ていると思っていて、これはピアニスト/作曲家という境界線が曖昧で作品は途中報告的であったりという具体的な事象もなんだけど、意図的ではなくこぼれるカタルシスとその直前で断ち切る手つきが方法でも癖でもない、つまり男根的ではないことが起因している気がします。
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なので悠治さんが弾くブゾーニはブゾーニが弾くブゾーニのように聴こえて、悠治さんがアジア経由のアフロ的アプローチを試みたという新曲は3度音程の回避と5度、2度音程の強調が皮肉にもシェーンベルグやウェーベルンを重ねたりずらしたりして複写コピーしたものの断片のように響いて面白かった。