2006 08 23

08 23

ATAK008のリリース準備が着々と進んでます。
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度重なる再マスタリングで一時は延期かと思ったけど9.13(wed)に予定通り発売になります。楽しみにしてます、というメールを頂いていますが僕も今回は特に反応が楽しみ。
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au増刊のヘルツォーク&ド・ムロンHerzog&de Meuronの作品集を買ったんだけどこれはすごい面白い。最近購入した本で一番いいかも。2002-2006の建築物をまとめたもので本人の解説の邦訳もついている。
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ミースが直線でやっていることを曲線でやっている。これは音の課題でもある。
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複雑さと精度が同居しつつコンセプトよりも発想、造型が勝っているというのは素晴らしいと思います。
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例えばMVRDVはもっとコンセプトに寄っていて造形的な驚きはない。というか特に最近のはある種の味系というか素朴ささえ感じる。仕方ないけど。
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もはやコンセプトに刺激はない。ある発想をトレースしていくときに生まれる捩じれと飛躍に興味があるので大事なのは元の発想とその後の精度に尽きる。
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あと。精度が同居しない複雑さというのはゲロCGのようなもので救いようがない。だったら単純のほうがいいじゃんというのはしごくまっとうだと思うのだが、複雑さというのは再定義の時期にきているからこれから面白くなるんじゃないかな色々と。