2005 03 28
03 28
終日仕事。intoxicateの原稿、カーデューのmaterialについて書く。
カーデューについて調べていてびっくりしたのは職業としてグラフィックデザイナーだったんですね。どうりでグラフィックスコアにいくわけだ、と膝をうちました(あれれ古典的な表現だ)。あとびっくりしたのはこのCDに収められている曲の作曲年はautum60(1960),treatise (1963~67),memories of you(1964),material(1964),octet61 for jasper johns(1961)、でこのうちautum60、material、memories of youはスコアが絶版で入手困難だったんだけど指揮のart langeが偶然オーストラリアの古本サイトで見つけて演奏出来るようになったらしい。
このCD聴いて、あー現代音楽っぽーいとかいう印象しか持てなかったとしたら耳が悪いか再生装置が悪いかのどっちかだと思うのですが(実際、某所でNIROのスピーカー1つという謎のオーディオシステムで聴いたら全然良くなかった。なんかモヤッとした現音っていう感じで)、そもそもカーデュー的な不確定性というのは悠治さんの方法論の中にも大分傾向は違うけど感じるし、同時に現代音楽というか実験音楽がつまらなくなった要因の一つだとも思うんですね。曖昧で適当なだらけた複雑さという感じの。ただ、カーデューとか悠治さん(っていうかホントに似ているなこの2人・笑)がある意味例外的に成功してるのはやはり演奏との距離が非常に近いということが大きいんじゃないかな、と思いました。そうそうライナーを指揮のart langeが書いていて非常に充実してます。とか書いてたら「タワーでもユニオンでも入手は絶望的らしいです」というメールが来たのですが(笑)限定3000枚だから結構入手難しいのかな。
あ、あと今週の土曜4/2のThe orb@UNITがすげー楽しみ。僕がPAやってもらっているAO+森さんコンビがPAで入るのです。この前、僕がライブやったときのOVAの音があまりにも良かったのでUNIT側の要請でこの日はスペシャルで入れることになったんだって(OVAのオーガナイザーのryomaのところに紹介してほしいっていう連絡きたらしい)。こうやって変わっていけばいいですね。やはりイイ!っていう状況を作るということが大事だと思います。The orbのアレックス・パターソンのDJが僕は非常に好きなので(ラフで、ひたすら感覚的に繋げていく。持続が切れない)この日は遊びに行こうと思ってます。