2007 11 23

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Real Tokyoはリニューアルされたなと思ったら新潮の矢野さんが日記を書いていてびっくり。
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矢野さんは新潮誌の編集長で、僕は初めて会ってからかれこれ10年くらいなんだけど日記的なものと遠い印象の人だったから驚きつつ、しかし読んだら面白い!三浦半島のにネット非接続の仕事場を持っているなんてうらやましい。。
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今日は未踏プロジェクトの成果発表会@秋葉原UDX。ここのところ追い込みかけてやっていた第三項音楽のサウンドジェネレートプログラムの発表を池上さんとすることになっているのです。このプログラムは実質2年かけて作ってきたわけで(もちろん毎日ずっととかやってたわけじゃなくてね。当たり前だが)これが完成したらかなりシステムティックに僕が今やっているような非線形のデータを使った作曲はできるようになる。
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システマティックとは何か、というと実際に重要なのは「少しにているもの=近似のバリエーションを好きな精度で作れる」ということで、これは実はフリーケンシーみたいな単純なパラメーターなら簡単なことだけど、このプログラムは音色が構造を持っているのでデータ的な意味でいう少し似ていると聴覚的な意味でいうそれとのブリッジにもなるだろう。
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で、来年に発売の予定です。
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発表の前というのはドタバタするもんで、僕は15時頃まで家で準備などしてから秋葉原へ。エバラ君、大海君と合流して最終的なプログラムの調整をロビーでやり続けていたら池上さんも来て軽く打ち合わせ。
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よく考えたら池上さんとは音を出しながら話す講演だったりコンサートだったり講義だったりというのをずいぶんやっているからもはや即興で出来るんですね。
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というのも全体像は完全に共有しているので、お互いに補足し合うという感じで少し脱線するくらいがちょうど良いのです。
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実際の発表でもそんな感じで、とはいえ僕がラップトップのセッティングをしてたら池上さんが「いいなあ。俺もやりたいなあ」とか言っていたのでPAに繋がっているジャックを差して上げたら、自分が話しているときはおろか、僕が喋っているときも横でノイズ出してましたね^^:
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これはATAK@ICCでやった最初の第三項音楽の発表のカバーかと思いましたよ。
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基本的に僕はデモでライブ的なことをやるのは気が乗らないので、池上さんも音出してたことだし、質疑応答を多めにとったのですが充実していたと思います。
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終了後、同じUDX内の「東京フードシアター 5+1」という訳の分からない名前の店で懇親会だったのですが不味くて高くてサービスも悪い最低な店でした。こういう文化発信的な複合ビルは食事するところは重要だと思うんだけど。
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プロジェクトマネージャーの美馬さんや函館みらい大学の木村さん、比嘉君達と談笑。またもやワインを飲み過ぎました。