2007 11 22

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しかしどう考えても「auお留守番センターです」という声はデカイですよね。
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で、発売になったinvitation誌でクリスチャン・ディオールについて「爆発ー固定」というテキストを書いてます。P70。1Pの裁ち落としです。
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昨日、今日と原稿の校正に追われていたんだけどほぼ終わりつつある。ブレーン誌とハニマグ誌で、両方とも12月初旬発売。のはず。
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今日は校正をずっとやってからICCヘ。サイレント・ダイアローグ展の内覧会。藤幡さんの作品が狂っていてダントツで面白かった。というか植物の生成するデータの音なり視覚的何かなりへの翻訳に終始している作品が目につくなか、視線の翻訳という有り体に言えばベンヤミン的な回路を加えて中心に持ってきているのはさすがだと。思いました。
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内覧会では藤幡さんにシューリー・チェンを紹介してもらったり、出品作家で慶応大学の田中浩也さんに話しかけられて「SFCで学生が第三項音楽に興味を持っていて」という嬉しい話を聞いたり、
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intercomunication誌の若い編集者から今度ぜひ何かやりましょうと言われると同時に佐々木さんが今回のインコミでマキシマル・ミュージック論を落としたと聞いて愕然としたり、阿部さんとヒソヒソ話したり、朝日新聞の服部さんとも久しぶりに話し、カメラマンの新津保さんにも会いました。
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あと以前lee君に紹介してもらった柄沢君に会って話したら10+1に現在大幅に関わっているようで、来年出す予定の本にぜひ執筆もしくはインタビューを。という話を頂いきました。filmachineに非常に興味があるらしくて嬉しい限りです。最新の10+1を頂いたのですがアルゴリズム的思考と建築、というとアルゴリズムというややもすると懐かしい言葉の印象から僕がやっていることとは違う感じがしますが指向性として考えていることはどのジャンルも結構近いのだな、ということが分かって有意義でした。
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あとintoxicateの佐々木さんから「今度、動物の森のDVDが出るのですが誰かいい書き手の方はいらっしゃいませんか」という僕がハナから原稿を書かないことを前提とした、さすが10年以上の付き合いというメールが来ていて、
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これは以前、エヴァンゲリオンとキューブリックを比較して書いて欲しいという、どちらも僕が詳しくないものを頼まれたときに作家の黒田晶嬢に振ったところ大当たりだったことから、コイツに聞けば面白いことを書く人を紹介してくれるの違いないと思われて連絡がきたと思うので咄嗟に
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動物の森か。詩人の松井茂さんだな、と思いついて
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これ自体荒唐無稽なんですが、ともかく面白いと思ったので勝手に松井君のメアドを教えたところで(本人の許可はとらないでいきなりオファーが来た方が面白いと思ったというプライバシーもへったくれもない理由と、べらぼうに忙しかったのでその辺の意識がトンでたのですが)、両者ともにパーティーにいたので紹介してめでたく松井君は次号のintoxicateに動物の森について書く運びとなりました。一部の人は非常に楽しみでしょう。
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というわけでパーティーが終了してから地下のカレー屋で阿部さんとカレーを食い、二次会のHUBへ。
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畠中さんと城君と飲んでいたら、城君がオンナに会いに行くというので途中で抜け、畠中さんと久々にサシで飲んでいて、そこに四方さんも加わり僕と畠中さんは一杯づつ奢ってもらって歴史的な三者会談(歴史的なのは厳密には二者なのですが)を設定したところでタイムアップ、mariaがwombでDJをすることになっているので行かなくてはいけないということで
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乾さん他、関係者に挨拶をしてHUBを出てタクシ−に乗り「ホテル街まで」と告げてフっ飛ばしてもらいWOMBへ。既にmariaのDJは始まっていて音に合わせて回転椅子の上でクルクル回ったりしてました。バイレに比べるとエレクトロは音圧が押し並べて高過い。Liveの画面で見るとどの曲も大体波形は真っ黒。うーん。エバラ君は僕よりも早く到着していて、ノンちゃん、e-フォロンティアの小林君、元YCAM現イメソの松本さん達が遅れて到着。タイコクラブの若いスタッフもナイスガイでしたな。

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終了後に青木タカマサ君と再会。音楽について、今作っているプログラムについてなど話したんだけど、コンピュータ使ってる人がアナログを取り込んでいるのも、デザインにしろインテリアにしろある種の自然を指向しているのもある種の複雑さを求めているからだと思う。僕はそれをコンピュータの中で人工的に作りたい、と話す。取り込んで加工するよりそれが一番いいと思う。