2005 05 03

05 03

SOUNDZ FROM GERMANY2日目。ON AIRはチャリでいける、というか徒歩でも10分かからないから非常に便利。ここで面白いイベントたくさんやればいいのにな、会場もキレイだし。と渋谷の街の物語というラブホテルの前で思いました。

で、僕が見たのはLALI PUNAとPOLEとMOM。

LALI PUNAは後半の曲が意外と良くて、ボーカルの可愛らしさも相まってちょこっとグッときた。全部歌い終わったときに、非常に軽い感じで斜上を見上げて「終わった☆」みたいな表情をしてたのが印象深くて全盛期の村松友視ならこれをどう描写するだろうというヲタクっぽいことを考えてしまった。とはいえ僕はあの走りまくるドラム(スマパンに的というか。大分違うけど。)というのが決定的に苦手なのでやはりコードの漸進力が加味された後半がよかった。

POLEのライブは素晴らしかった。こんなにすごいとは思ってなかったので完全に引きずりこまれて、というかハマってました。このままドープでトリップがどうのこうのとか書いてると痛い痛い日記になりそうな感じですが、ラップトップ系の(と敢えて言うけど)ライブでこんなに良かったのは久しぶりで興奮しました。とんでもなく遅いテンポでダブのエッセンスだけ抽出してパーツをブラッシュアップしたようなリズムとディレイ、フィルターの組み合わせの非常にシンプルで音数が少ない前半がすごくよかった。帰ってから持っていたPOLE1という青いアルバム(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00000GBR4/qid%3D1115244425/sr%3D1-6/re/250-7134641-7552245)を聴き直したんだけどこれ、改めて名盤ですね。当時よりも今聴いたほうが印象いいです。ちなみに勢いで持ってなかった赤と黄色もamazonで買ったんだけど青が一番よかった。どんどん曲っぽくなって断片的な部分が無くなってしまっているのが残念。今さらいつのアルバムのこと書いてるんだ、というゴスペルが聴こえてきそうですがこのPOLE1、大きめの音量で聴かないと良さが実感できないのも事実で(あれ、POLEってマスタリングエンジニアじゃなかったっけ、という突っ込みは。ともかく。)ライブで再認識したのは必然だったかも。低域のレイヤーとか質感とか小さい音だと伝わらないんですね。というわけでPOLE1はオススメです(笑)。ただ、ダブが好き、ということが前提で僕は非常に好きなのでここんとこ良く聴いてます。

ちなみに奇形なダブの進化型としてはこのPOLE1と
・pan sonicのilpo vaisanenのraster20’to2000 february
・同じくilpo vaisanen:Asuma (mego)
が双璧で。元祖としてはやはりこれかなあ↓
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000006U8S/qid=1115735642/sr=1-7/ref=sr_1_10_7/250-7134641-7552245
take awayの再発。ですね。

で、えーとMOMは確か初来日のライブを見て以来だけどあまりにも変わっててびっくり。繊細な音色とリズムの揺れ動きのコンビネーションというスタイルではなくてパワーファイターになってた。大バコ対応してくるとみんなこうなる。音がすごくデカくて割れてたけどいいのかな。いいんだろうな。