2022 04 21

世界初、アンドロイドと音楽を科学するラボラトリーが大阪芸術大学に誕生、渋谷慶一郎が客員教授へ

渋谷慶一郎、石黒浩、今井慎太郎が客員教授として参加、設計は妹島和世。4月27日(水)オープニングセレモニーで新生アンドロイド・オルタ4もお披露目へ。

音楽家 渋谷慶一郎が大阪芸術大学に新たに誕生する世界初のアンドロイドと音楽を科学するラボラトリー 「Android and Music Science Laboratory(AMSL)」に客員教授として参加する。

 

4月27日(水)に大阪芸術大学アートサイエンス学科棟に「Android and Music Science Laboratory (AMSL)」が誕生。当日は開所式を行い、ラボツアーやパネルディスカッション、オープニングセレモニー、渋谷慶一郎とアンドロイドによるパフォーマンスなどが行われる。

 

ラボラトリーの設計は内装から什器に至るまで同大学のアートサイエンス学科棟を設計した建築家・妹島和世が担当。客員教授には、渋谷慶一郎に加えて世界的なロボット工学者であり2025年大阪万博のプロデューサーを務める石黒浩や、アンドロイド・オペラ®︎『Scary Beauty』や先日ドバイ万博で発表された新作『MIRROR』のアンドロイドのプログラミングを担当するコンピュータ音楽家・今井慎太郎らが参加する。

 

これと期を同じくして、新生アンドロイド・オルタ4も発表される。オルタ4は前身であるオルタ3の進化版であり、表情筋の可動域が増え、舌の動作が強化されたことにより豊かな表情が可能になっている。全身の強度が増し関節数は43から53に増えたことによって、よりダイナミックな表現が期待される。また、オルタ4が設置される台も妹島和世による設計となっている。

同ラボラトリーでは渋谷と今井慎太郎、石黒浩らがアンドロイドを中心としたパフォーマンスやインスタレーション作品の制作を行い、そのプロセスを学生に公開しレベルに応じて見学・参加することが可能となっている。そこでは作品のコンセプトからプロセス、フィニッシングという制作過程を実践的に開示し、作曲やプログラミングのみならず、国内外での公演実現を可能にする制作進行に参加し、学ぶことが出来るシステムとなっている。

 

  • Android and Music Science Laboratory 開所式

【名称】アンドロイド アンド ミュージック サイエンス ラボラトリー 開所式
【日時】2022年4月27日(水)13:00-16:00(受付 12:30~)
①    13:00-13:45 ラボツアー(メディア向け)
②    14:00-15:00 ラボ説明会・パネルディスカッション
登壇者:萩田紀博学科長、石黒浩客員教授、渋谷慶一郎客員教授、今井慎太郎客員教授
③    15:15-15:40 オープニングセレモニー(挨拶、来賓祝辞、テープカット)
挨拶:萩田紀博学科長、渋谷慶一郎客員教授 祝辞:妹島和世客員教授
④    15:40-16:00 オルタ4と渋谷慶一郎客員教授による記念演奏会
【取材場所】大阪芸術大学アートサイエンス学科(30号館) 〒585-8555 大阪府南河内郡河南町東山469

※本イベントは事前にお申し込み頂いたメディア及びご来賓の皆様、大阪芸術大学に在籍する学生が参加対象となります。