2004 11 27

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えーと、まわりで流行っているのですがこの性格診断面白いです↓
http://www.egogram-f.jp/seikaku/sin-d.htm
僕のは相当あたってたけどひどすぎて書けない(笑)みなさまもどうぞ。

ところで今日はATAK004 kim cascone + jason kahn + steinbruchel、ATAK005 goemの発売日。ミックスダウンも休みの日なので昼間鍼に行き、その後タワーレコード渋谷5Fに行って並んでいるかチェック。無事並んでて試聴機にも入っていました。初日から好調な売り上げなようで、ちなみにこれは畠中氏をはじめ聴いた人ほぼ全員から言われるのですが非常に音がいいのは特筆ものだと思います。現在CDの音ってCCCDに限らずどんどん悪くなっていると思うのですが試聴機レベルではその良さは分からなくとも悪さははっきりと分かります。残念なことに。特にメジャー系のレコード会社からなんで?というくらいひどい音質のものがあったりして(今日も試聴したいくつかでありました。名前は伏せますが・笑)ATAKの何十倍の予算をかけててこれかと思ったのですが(アンチメジャーじゃないからね。大好きですよメジャー。あ、大好きメジャーっていいコピーだなメジャー大好きじゃなくて←疲れてます)ま、ともかく聴いてみて頂ければ分かると思います。

んで、近くで友達と「なんかモテるCD探そっと」とか話していたハンサムな男子から(ごめん聞こえていた・笑)「渋谷さんですよね今日goem買いました。アルバム楽しみにしています」と話しかけられたのでATAK nightのフライヤーがゲットしました?と聞いたら既に済みで、見たらフライヤーもすごい勢いで無くなっているので持ってたもので補充したりしました。ちなみにモテるCDでATAKというのは光栄の極みです。

で、時間もないので目当ての高橋悠治のゴールドベルグ変奏曲をポイントカード満杯でゲットしようとしたら2500円だったので990円のグールドのバッハのキーボードコンチェルトを一緒に。悠治さんのはコーナー出来ててびっくり。ライナーノーツのディスコグラフィーにATAK002 keiihciro shibuya+
yuji takahashiが載っててATAKのURLもあったりしてもっとびっくりしたのですが一番驚いたのは当然ながらその演奏です。これについては適切な言葉でこれから色々な人によって書かれていくと思うので僕が書くようなことはないのですがこんなに自由な(もちろん対位法、主題と変奏という形式からもバッハという歴史からも、そしてグールドからも)ゴールドベルグは存在しないし今後も存在しないだろうなということでそこには各楽章があたかも書き換え更新可能な断片、というよりもただ音として並んでいる。すごく風通しがいいです。グールドのコンチェルトはオケの音がデカすぎてイマイチ。録音と指揮に問題が。
あとこの前RADIANのライブが良かったのでトラピストも買ったのですがこれは録音が面白かった。音楽的には僕はシンセとギターがあまり好きじゃない。こういうスタイルはあってそのアップグレードされた形なんだろうというのは分かるし現在音楽の中心がノート(音符)からサウンド(音色)に移行してほぼ移行し尽くしたと言ってもいい時点でその接合点を探す試みとしてある種の複雑さを恐れずにやっていることは分かる。非常にデリケートなことを試みているとも思うのだが僕は可能性は音色旋律の側にあると思っていて旋律と音色が乖離した瞬間が訪れる度に温度が下がってしまうんですね。そういう意味ではRADIANのほうが好みです。でもこれはジャズとロックがベーシックに消化している人にはすごく面白く聴けるかもしれない。どっちも僕にはないというのが現実でというわけで今は悠治版ゴールドベルグがヘビロテ中です。