2004 07 22
07 22
・20日の日記で書いた
・ミシェル・ゴンドリーとクリス・カンニンガムのDVD
作品集を少し見ました。
・ちなみにスパイク・ジョーンズは「マルコヴィッチの穴」
がつまらなかったという苦い思い出があるので、非常に
可愛いソフィア・コッポラが出演してるケミカル・ブラザーズ
のPVしか見てません。
・ケミカル・ブラザーズといえばミシェル・ゴンドリーによる
star guitarのPVだけど、これはやはりすごい傑作。と改めて
認識。
・曲もビデオも好きなんだけど何故か音が悪い。
・CD持ってるわけじゃないから何とも言えないんだけど、僕は
この曲に関して非常にイイ印象を持っていたので意外。
・家にはDVDプレーヤーもちゃんとしたテレビも無いので(モノラル
の小さくて赤いサムソンのテレビしかありません。ニュースと
たまーに深夜番組とドキュメンタリーくらいしか見ないので。)
僕の仕事部屋のコンピュータでオーディオインターフェース通して
モニタースピーカーから音は再生、絵は音楽用の17インチのG4
power bookでというリラックスとか娯楽とは程遠い環境で聴いた
ので正確だと思うけど、恐ろしく低域がショボイ。
・PVとしてはある種同じ手法で作られたビヨークのjogaの完璧な
ミックス、マスタリングと比べるとびっくりするくらい違う。
・で、ミシェル・ゴンドリーに関してはこの2つ(star guitarと
joga)がベストだと思う。全部見たわけじゃないけど。
・単純にMTVミーツ・ミニマリズムなんだけど、MTV的なものを
極度にMTV的な手法によって乗り越えようとする時、歌手はいら
ないしミニマル(要素限定、反復優位)になりましたということ
だと思う。
・で、そもそも好きじゃないんだと思う。人の顔を撮るのが。
・ということに非常に共感します。これは人の声が入っている音楽
があまり好きじゃないとかいうのと同じで、非常に生理的な部分
の欠落、ビジネス的にはマイナスなんだろうけど、欠落が武器に
なるという非常に分かりやすい例なのでは。
・Hyper balladとか非常に普通のPVだしなー。顔ずっと写ってて。
ビヨークかわいいけど。
・他方クリス・カニンガムは映画的なもの、ある種ナラティヴな
ものに接近しつつPVという枠組みに対する更新を試みるという
感じで、これは多分ホントに分かりやすくそうなんだと思う。
・ただあまりにも映画的過ぎる、つまり古典的な意味でアーティス
ティックだなーという印象が強くて音との連関で見ると、時間
感覚に対する鋭敏さは感じられない。待ちが多いというか。
・あ、時間に対する感覚と意識が非常に映画的なんだと思う。
・あとエイフェックス・ツインの最後の傑作になろうとしている
windowlickerのような大作は別としてコラボレーターにあまり
恵まれてない気が。
・しかし、こんなにまとめてDVD見たの初めてかも。
・目は耳に比べると弱いなー、僕は。
・あとびっくりしたのはオウテカの昔のPV(クリス・カニンガム)
をちょこっと見たら今と全然違うニンジャチューンみたいな
感じだったことで。
・すごくフォロワーが多いと言われるオウテカなんだけど僕は
CD1枚(比較的最近の。タイトル失念。探すのがメンドイ)
しか聴いたことがないので、その違いにびっくり。しました。