2009 07 22

07 22

先日、日記に書いたATAK015 for mariaのジャケット撮影の模様がupされています。
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ATAK012以降、ジャケットは写真家の新津保建秀さんとのコラボレーション継続的をしていますが、今回はATAKでは初のアーティスト自らジャケへ、というものになります。っていうか僕なんだけど。
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というのも僕の場合、ピアノ弾いている写真がないと確実にコンピュータだと思われるという問題があるというのもあるのですが、
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ともかく充実した撮影でした。
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ちなみにこのupされているblogはATAKのマネージャーの梅澤さやかによるもので、サイトのgirlinは彼女がオーガナイズしているインディペンデントな女性カルチャー(って変な言葉だけど)webマガジンといえばいいのかな、
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彼女はなかなかこのサイトのことを僕に話さなかったのでしばらく知らなかったのですが、最近知って読んでいたら非常に面白い。
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男性目線のカルチャー、ファッションというのは仕事柄そこそこ情報入ってくるのですが、これは完全に女性目線なので新鮮です。更新も多いし。チェキおすすめします。
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しかし、この撮影はなかなかハードで、ジャケと同時にATAKの映像を手がける逢坂君によるPVの撮影も同時進行していて
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実際にピアノを弾いているところを撮影するということはピアノを数時間引き続けるということなわけで
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最初はPV用に自分の曲など弾いていたのですが、いい加減飽きてきて即興でパラパラと弾いていたら1曲出来てしまった。
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これ、いま出来たんだよねと言ったら
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全員がかなり驚愕していて「何弾いてんだろうと思ってた」というくらい、曲。になってた。
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ただ、やはりベーゼンドルファーの響きによるところが大きい。僕はレコーディングやコンサートでもベーゼンを使うことが圧倒的に多いんだけど響きが溶け合うんですね。だからすごく自然に次の響きに指がいく。
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気持ちよくなって完全に没頭して弾いているところで撮影もOKテイクが出たみたいで、ヘアメイクの小原さんが「グッド!!」と叫んでた。
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最初はピアノを弾いている横からという構図案で打ち合わせもしていたんだけど、現場で僕がピアノを弾き、小原さんがヘアメイクをして新津保さんが撮影が始めると自然と正面からのカットに変更になっていた。
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こういうことは面白い。コンセプトや論理が現場の力、複数性によって解体して、違うかたちに収束する。というかそういうことだけに希望がある。