2008 03 11
03 11
PUBLIC IMAGE A/W2008コレクションの当日。僕は作曲がギリギリまで続いて、というかマジでギリギリまで続いて気絶するかと思いました。
__
結局前の日は朝の8時くらいまで作業して12時に起床、起きてからも最後の詰めをずーーっとやっていて気がつくと15時に会場入りの予定が14時過ぎてる。。
__
PAをお願いしたAOさんに電話をすると幸いなことに(?)まだセッティング完了していないとのことなので会場入りを16:30に変更してもらってまた作業。
__
結局16時過ぎに完了して急いでシャワーを浴びてコンピュータとインターフェースをバックパックに入れてタクシーで国立競技場へ。
__
青山門はしかし分かりにくいみたいで電話でナビってもらいつつ到着。セッティングは完了していてAOさんと西村さんに挨拶してからすぐにサウンドチェック。
__
場所の構造が独特なので残響も面白いんだけど難しい。タイトな低音には厳しいみたい。0.05秒しかリリースがないキックが2秒の残響つくから。そこで粘ってコンプかけたりEQで壊すよりは全体の響きとバランス重視でいくことに決定。
__
サウンドシステムはαというメーカーのものを初めて使ったんだけど面白かった。バランスが非常によくて解像度も高い。ローのスピードが場所もあって分からなかったけど思いっきりデッドな環境で大きい音で出してみたいと思いました。
__
で、色々試行錯誤して終了→20時からテックリハ→本リハーサル。照明とのタイミングの兼ね合いなどあるのでインカムつけながら。モデルのウオーキングをもっと速くしたほうがいいのではないかと提案。
__
8:45に開場すると同時に45hz(が好きなんです)の低周波を再生。予想以上の人で開演は遅れて21:30スタート。本番は非常によかった。音と進行のタイミングもバッチリでした。環境にフィットしてたし。というかシチュエーションが非常によかったですね。
__
しかしこのショーも賛否両論あるんだろうな。反応もすっごくよかったと言ってくる人もいれば明らかに呆然としてる人もいたし。ただそれはいいことだし、こういうコレクションがあっていいと思う。
__
最近特に思うのは日本はエンターテイメント過敏というかサービスが成立しているがどうかということにのみ気になる人が多過ぎて、結果的に均質化が加速している。そういうときのエクスキューズにアートか否かみたいな言葉が使われるのはおかしいんだけど、まあいいや。
__
ファッションとかアートとかサイエンスとかいう分別というのはそういうところにあるもんじゃなくて
__
ただ上記に僕は全部関わっているけどファッションの美質は速いということです。思いついたことをまず形にする、というかまず作ってみてサンプル仕上げないと意匠も思想も始まらないわけで、そこから改良やバリエーションが始まるというスピードは非常に学ぶべきところなんじゃないかと思っている。これはじゃあやってみろよと言うとなかなか出来ないんですね。で、その消費とスピードから突然変異が生まれる可能性というのは感じるのと僕が普段やっている方法とは違うから刺激はある。
__
音楽的には今までやろうと思っていて出来なかったリズムの組み合わせ方ができた。これは非常に収穫で今後発展させようと思う。打ち上げはなかったので来てくれた友達と近くの謎の中華で食事をしてから、飲みに行きました(以下略)