2008 02 20
02 20
以前ビックカメラで買ったPower to Goとかいうmac用の電源が高周波を発していてアタマにきている渋谷です。ふざけたもん作ってますね。環境公害だ。
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というかシゲがとにかく高周波が嫌いなので、ほとんど子供がいじめられた親のような心境ですが対処しなくては。
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今日は17時からベルリンで出版されるfilmahcine bookの打ち合わせ。
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来日中のステファンとATAK/セミトラのタナカ君と西武地下のceladonで。
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ステファンは東京ワンダーサイトに滞在していて2/27には公園通りのクラゲcafeでレクチャーもやるんだけど、彼が来日しているおかげでブックデザインをタナカ君と出来ることになったのはラッキーだ。
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filmachine phonicsのジャケットとの整合性もとれるし、クオリティも安心できる。コンテンツも含めて諸々相談。この本、英語オンリーだけど少量は日本でも流通するかも。
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その後、ステファンが少し暖かいジャケットが欲しいというので買い物に付き合う、というか案内する。
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普段、渋谷で服を買わないので戸惑いつつタナカ君のアドバイス通りmovitaに行ってみたらアレキサンダーマックイーンのショート丈のライダースのようなジャケットがあって気に入ったみたい。なのでkeepしてました。冬物半額の最後の一掴み。という感じ。
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しかしラグタグを知っている日本在住じゃないドイツ人というのは珍しいよな^^:
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その後ステファンと別れて、mariaと映画を見ることに。潜水服は、蝶の夢を見る。という映画で、mariaは十年前くらいに原作を読んですごくよかった+泣いたということで僕も観たいなと思って。
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映画は非常に良い出来でした。全体を覆うシニカルさとある種デレク・ジャーマン的、とmariaが言っていてなるほどだから馴染むのかと思ったんだけど、僕はスパイクジョーンズとかあの辺のMTV出身の、というので面白いのにあたったことがないので、それとは逆方向の面白さでした。
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が、これを絶対泣ける!という売り方をしないと成立しないのはいまさらながらある種の病理で、せつなさは単純に泣けるというもんとは種類が違う。まぶただけしか動かなくなった主人公という設定というかキャッチはそっちを連想させるが、映画としては泣けまっせとか恋空系とかじゃないんですね。
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要するに対価を払う大衆相手の商品は泣けるでも怖がるでもとにかく「効くかどうか」が判断、評価の分かれ目になっている、というのはポップスだけではない、どころか映画にこそ全盛なのかと気づきました。僕はあまりリアルタイムで映画館で観るということないから。
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あと明らかに使用楽曲に関してはディレクション入っていてそれがちょっと残念。前半の音がないところは良かっただけにね。
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僕はエンディングに歌モノってホントに必要ないんだけどね。
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だってどう考えても変じゃん。映画とは関係ない人の声がデカイ音で流れだすのは笑
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というわけで龍の髭で食事して帰宅。