2012 09 13

9.14(fri) i8u Japan Tour in Tokyo!!!!!!!!!!

 

 

カナダのサウンドアーティストでi8uっていう人がいまして。
本名はfrance jobinっていう女性のアーティストで、僕の友人でもあるんですね。

 

カナダにライブで行ったときにも家に招かれて食事したりしたんだけど、ハンサムな旦那さんと可愛い子供と一緒に暮らしてて、いい感じの人なんですね。
で、家の奥に自分で部屋があって、そこでカナダの山とかで録音してきた音をラップトップで加工して凄くミニマルなサウンドアートを作ってたりするわけです。

 

で、僕は山だの川だの音がするサウンドアートって嫌いなんですがw、彼女のは元の音が原型とどめないくらい加工されて一本の高周波になってたりするところがカッコイイんですね。
そのカナダのモントリオールの自宅で色々聴かせてもらったとき、なんかこの生粋のカナダ人が自分のよく知っている「自然」を徹底的にプロセッシングしてるのはカッコイイなーと思ったんです。

 

mariaもそうだったんだけど高周波のプロセッシングって女性のほうがいいことが多いんです。
すごく生理的な音だから、概念的に扱うよりも本当に感覚的、動物的にやったほうが気持ちいいんですね。

 

i8uと知り合ったのは4年前にATAKにこれをリリースして欲しいっていうデモが届いたんですね。
それはトーマス・フィリップっていうイギリスのサウンド・アーティストとコラボレーションしたアルバムで、それが凄く良かったんです。

 

ATAKは基本的には僕が自分のアルバム出すためのレーベルだから、人のアルバムはリリースしない方針になっていった頃なんです、その頃は。今はもっとそうだけどw

 

特に実験的なコラボレーションというのは手抜きの確率が凄く高いのとw、ロングトラックは売れないということで考えるとこのアルバムはどっちも当てはまっていたわけで。。

 

でも、すごく丁寧に作られていたのととにかく音楽的で部屋でずっとかけておきたくなるような気持ち良さと実験性が共存してて、これがあればドローンのCDはもういいやっていうくらい気に入っちゃったんです。

 

 

で、このアルバムはATAKとしてもリリースする意味があると思って、1年以上かけて僕がプロデュースしたんです。
具体的には元の良さを残しつつも、必要な要素といらない要素をはっきりさせたかった。
それでメールベースで「もっとここはこうしたほうがいい」とか根気良くやり取りし続けたんです。

 

その間にmariaが亡くなったりしたんだけど、これはレーベル魂見せないとなと思って。僕も必死でremixを作って収録したりしたんです。

 

で、それがこのATAK013 ligne i8u + Tomas Phillipsっていうアルバムで。
最後に僕がやったremixも入ってて、これはコンピュータ使った家具の音楽というか大気の音楽みたいな感じもある。
Amazonでも売ってます。

 

つまりドローンとフィールドレコーディングの決定盤をATAKとして1枚残しておきたいと思ってリリースしたんです。で、これは今も売れ続けてますね。

 

それで、膨大な前置きになってしまったんだけど彼女が現在、来日中でジャパンツアーやってるんですよね。

 

それの東京公演に僕もゲストで出て、彼女とデュオでライブをやることになりました。
Superdeluxeっていう六本木のハコで、ここに出演するのもだいぶ久しぶりだから楽しみ。

 

僕はコンピュータと前のblogで書いた電子回路そのままみたいなツマミだけのシンセを持っていきます。このシンセは多分世界に200台くらいしかないんだけど、めちゃくちゃ音がいいです。電気の音っていうか、野蛮な音がするのね。

 

 

ここは東京エールっていうビール美味しいハコなのでビール飲みながらサウンドアートっていうのもいいんじゃないでしょうかw
詳細は以下になりますが、皆様ぜひぜひいらしてください。
他のライブもすごく良さそうです。

 

9/14(Fri.) @六本木Super Deluxe
Open 19:00 Start 19:30
Adv.3500yen Door 4000yen(+1drink 700yen)

 

Time table
19:30~ Jun Iijima × Brian × yuki aida
20:25~ sawako × 中村としまる
21:20~ 横川理彦 × 町田良夫
22:15~ i8u × Keiichiro Shibuya