2007 03 16

03 16

ツアー日記2.24。オフの日。
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今回のツアーは全体的に過密なことは明らかで。ざっと日程を見ると
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2.17(sat)ATAK NIGHT3@YCAMとシンポジウム、テイラークエットの展示
2.18(sun)京都に移動日。僕はapple心斎橋でトークイベント。
2.19(mon)京都造形大学studio21で僕+ミカ・ヴァイニオで舞踏とのコラボレーション
2.20(tue)ATAK NIGHT3@京都造形大学studio21
2.21(wed)東京へ移動日+ATAK展@uplinkの仕込み
2.22(thu)シンポジウム@uplink+ATAK展オープニング
2.23(fri)ATAK NIGHT3@代官山UNIT
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で、今日。という感じなのですよ。だからよくよく考えると初の完全オフ日なんですね。んで、どうしようということになって、ミカは水族館に行くというので秋葉原に行きたいというイルポとフランスを僕+maria+エバラ君で案内することに。
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二人ともフィールドレコーディング用のポータブルのHDレコーダーを欲しがっていて、特にイルポはこれからのソロ作品とかで使いたいみたい。思うにこうした傾向は世界的に強まると思う。それはコンピュータなどの装置に対置した自然への回帰という単純な構図ではもちろんなくて、不定形な音の流れというか持続、かたちへの指向のあらわれということでしょう。そのモデルとしてのフィールドレコーディングした具体音ということでしょう。そうした不定形さというか不連続性やある種の複雑性を僕はコンピュータの中で作りたいと思っている。つまりありえない自然、をコンピュータの中で作るということで、そもそも第三項音楽を始めたときからそれは思っていたんだけど。ただ、現実音の揺らぎを取込んで線的なものから逸脱するという流れというのは明らかに主流になるだろうし、それは狭義のドローンという区分ではなくそこから新しい音楽の方向性が見えてくる、という予感がある。で、これがスリリングなのは面白くなるかすごくつまらなくなるかの予測が全く立たないということで、だって未踏の地だからね。どう未踏か、というのは面倒だから書かないけど、なぜ持続音はロマン化するのかということも含めて(僕はこれも二次元=ステレオと密接だと思っている)、そのうちシンポや対談で話したいなと思ってます。書くのは大変そうだから嫌だ^^:
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えーと、話は秋葉原に戻って、そうそうフランスはpowerbookも買ってました。あとsofmapに行ったら「昨日ATAK NIGHTに行ったんだけどすげーよかったです」と話しかけられたりして行動範囲って結構似ているもんだなと思ったりしつつ、その後電子部品屋に寄って秋葉原終了。イルポの強力な鮨リクエストに応えて築地へ。すしざんまいっていう店で鮨三昧して、みんな非常に満足。酒飲むのも久しぶりだったり楽しかったなー。明日はいよいよ最終日。