2006 11 04
11 04
日記、1日ずれてますな。というか前の日のことを書くというサイクルになってますが気にせずいきましょう。
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昨日は1日オフ。で、エバラ君改造計画を実施。エバラ君は非常に痩せているのですがなぜかダボっとしたパジャマ的な服を選ぶ傾向にあって、先日
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「僕も30歳になったんで身なりをキチンとしたい」というなかなか新鮮な提案を受けまして、僕とmariaが買物に付き合うということになったのです。
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というのも彼は大学時代、筋金入りの裏原君だったようでグッドイナフとかapeの申し子だったんですね。YCAM滞在中に聞いてひっくり返ったのですが。で、僕はグッドイナフというのは存知なかったんだけど、とにかくその頃から数年のブランクがあるのでとんでもなく間違ったものを買ってしまいそうだ、という非常にもっともな意見を聞いて、mariaが付いて行ってあげようと言い出して実現に至ったわけです。こんなの初めてだけどかなりおもろい。
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とは言え3人で代官山とか原宿のセレクトショップをくまなく見て「さっきのお店にあったあれと今のこれとどっちがいいか」とかいうのは非効率的なので、何でも揃っている新宿の伊勢丹メンズ館へ行くことにしたのですが、その前に寄り道を。
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ETYMOTIC RESEARCHという元々医療器具作っていたイヤホンメーカーがあって、かなり原音に忠実らしくそれの試聴室が神楽坂にあるので行ってきたのです。
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僕はイヤホン、ヘッドフォンの類いは極力使わないようにしていて要するに耳の保護のためなんですが、特にイヤホンは嫌いで使わないのでちゃんとしたものを持っていない、ヘッドフォンはノイズチェックと低域を作るときのみという感じです。
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ピアニストのミケランジェリは耳の保護のために練習ではアプライトピアノしか弾かないそうですが気持ちは非常に分かります。
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ただ、filmachine phonicsをリリースするにあたってマスタリングというかボリュームの調整などは自分でするので(立体音響のしかもヘッドフォン専用の音源なので位相の問題などでアナログのコンプレッサーやEQを使う、しかも実物のインスタレーションを聴いていないエンジニアに任せるというのは事実上現状では不可能です)、モニターがちゃんと出来るイヤホンを買わないといけないと思って。
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ちなみにヘッドフォンはbeyerdynamicのDT931とSENNHEISERのHD580を愛用していて特にDT 931は素晴らしいと思います。繊細で。SENNHEISERは580以降のモデルについては原音再生という意味ではかなり疑問がある傾向でのブラッシュアップだと思っていて、それは要するにポップスを聴く若者向けというマーケッティングなのではないかと思っているのですが、必要ないんですね僕には。
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ただ、現状filmachine phonicsをリリースした場合多くの方はipod+イヤホンという組み合わせで聴くことは目に見えているのでヘッドフォンでミックス、マスタリングを行うというのは厳密さに欠けるという判断で一番シビアなイヤホンを買おうと思ってETYMOTIC RESEARCHを試聴に行くということになったのです。
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試聴室は正直かなり微妙な場所なのですが、気になっていたER4-SとER4-Bを試聴。
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バイノーラル用という触れ込みのER4-Bですが、実際に三次元で組まれた音像に対してはやや角度が甘い、つまり右斜め45度から向ってくる音というのがより真右から向ってくるように聴こえるということが起こっていて通常のステレオ版であるER4-Sのほうが良いと思いました。 あとER4-Bは難聴を引き起こす可能性があるという恐ろしい記述が。
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ここの製品は奥までしっかり差し込むアナル式、じゃなかったカナル式なので遮音性が非常に高いです。つまり使用しているときはほとんど外の音は入ってこないです。逆に自分の足音やイヤホンケーブルに触れる音などもノイズとして伝わるくらい繊細なのでジムで走りながらipodとかいう用途には全く向いていないです。音楽を作ったり細かい干渉などチェックするには非常に良いでしょう。
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また音質と原音再生の脚色の無さのバランスという点で上記のDT931のような優れたヘッドフォンには劣りますがイヤホンでは現状これ以上というのは難しいのではないかと思います。なのでER4-Sを購入することにしました。
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で、その典型的なオーディオマニアの城といった様相の部屋を出てから一路伊勢丹へ行ってNumber (N)ineのライダースっぽいナポレオンジャケットという感じの上着がいいんじゃないか、と提案して試着したところ非常に似合っていたので購入してました。あとDIOR HOMMEのノンウオッシュデニムなども取り寄せていたりしたのでかなりリニューアルすることになるでしょう。
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その後、さやかも合流して原宿でエスニックを食べ、そいえばBULLET’Sから「今日はこのメールを受け取った人だけが入れる完全シークレットのパーティーです」というメールが来ていたなと思い電話してみたら「フェテイッシュ、変態系の人が集まる」とのことなのでアクザワ君も電話で呼び出して行ってみることに。
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ABCなど寄ってから到着すると、まあこれはフェティッシュと言えばそうなのかもしれませんが
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なんだかよく分からない太った女が般若のお面と長襦袢という恰好でジャンベのトコトントコトンとかいうリズムに合わせてしばらく訳の分からない踊りを踊った後
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プロジェクションされた桜吹雪を背景に「うらみまーす」という中島みゆき(かな?)の歌の断片をアカペラでループして歌いながら自分も白い紙切れをパラパラ投げまくるという見事なインタラクションで、
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挙げ句の果てに「彩女」という小さい垂れ幕のような紙を見せたので、これはいかんと思ってそそくさと店を出たのですが、今思うと貴重なものを見たのかもしれない。