2006 03 29
03 29
東大の18号館ホールでYCAMインスタレーションの音響実験。18時から。
予めセッティングされているスピーカーと僕がいつもモニターで使っているMUZIK ELECTORONICのラージ(901K)をバラッドの佐藤さんに持ってきてもらって比較検討、スピーカーの指向性の違いによる今後の方針の検討など。901Kは予想以上に素晴らしいスピーカーで、もちろんPA用ではないので音を遠くに飛ばすのには適してないけどクリアで繊細な音色と着色の無さはホントに素晴らしい。モニターチェックでDavid TudorのNeural Syntheses6-9を聴いてみたりしたんだけど、なるほどと思った。というか至福。また同じくtudorのrain forestはローファイな感触が今までにないほど感じられた。振動や反射にフォーカスしたものはともすると音楽的には非常に退屈なものになりやすい。音の身振りというのは便利な言葉で安易な身体性に回帰する。仮構の身体性というか運動性を目指したい。って書いててもあまり伝わらないかもしれないけどこれは僕にとっても未知だからまだおぼろげだ。この実験の続きは4/3,4に実際に山口のYCAMに行ってやる。
終了後、池上さん、エバラ君、本條君、mariaでラブホテル街のド真ん中に出来た高田道場経営の羊屋へ。一人前850円という低価格ながら美味しかった。焼酎のセレクトに「向井のセレクト」とか書いてあったのが微妙だったけど。向井は高田の奥さん。