2006 01 24
01 24
昼間はずっとライブの準備など。夜はLushにPOLEのライブを見に行く。
Lushは初めて行ったけどちょうど良いキャパで音ムラが場所によって起きることもない。ontonsonの吉本さんに手渡しでATAK007と60soundを納品。最近60soundの注文や追加納品が増えているんだけど不思議だ。他にもHEADZの皆様、ICCの畠中さんなどなど友達知り合い多数。あきちゃんという友達に僕を知っている女性を紹介されて、うるさいフロアの中で「えーと初めましてだっけ?」「実は、、、、渋谷さんのこと知ってて、、、、、8年くらい前に、、、、」とか言われたときは心臓止まるかと思ったんだけど「ライブ見ました」という着地点でホッとしました。
POLEは前に見たときよりもテンポが速くてそれがちょっと残念だった。極度に遅いテンポの中で拍節感が希薄なビートとディレイが絡み合う状態はなかなか体験できないものだったから今回もその進化形を期待してたんだけど、全体的な印象が変わっていた。ただ非常に音感がいいなあーと思うことはシバシバでそれはふとしたノイズだったりトーンクラスター的なコードの使い方だったりするんだけどコードが入りました!的な寒々しさがない。
ただここ1年くらい色んなライブを見たり音楽を聴いたりしてて思うのは身体性の誘惑は危険だ、ということだ。フィジカルな判断が音楽を規定するとき面白いことは現在起きていない。ここでいうフィジカルというのは踊れるかどうかというやつで、これはダンスミュージックが面白くないとか言ってるのではなくて、踊らせるための何かというのものに受け手とやる側の間で齟齬が生じている気がするという意味です。要するに機能的ないわゆる「効く」「アガる」音楽というのが記号的に消費された後で、まだそれに類したことをやっていると、非常に安穏とした気持ちというか予定調和的な空気に包まれるんだけど僕はそれに耐える自信が完全になくなった。着席でもフロアでもいいから脳が振動するような音楽がしたい。