2005 11 03

11 03

昨日、遅かったので昼過ぎに起床。

15時過ぎに思い立ってmariaと国立近代美術館で開催中の「ドイツ写真の現在」(だっけな?)に行く。閉館が17時で16:30に滑り込み。

アンドレアス・グルスキーとウォルフガング・ティルマンスが印象に残る。特にグルスキーは圧倒的で、彼の写真は大きなサイズの中に微細なテクスチュアが圧倒的なフォーカスで詰まっているのだが、それと同時にミニマリズムから新ロマン主義、構成主義などの技法がグシャッと圧縮されて展開されているような印象。大きなほうが細部に注意が向かうというのは面白いことかも。ティルマンスはやはり展示方法が非常に重要なファクターだなと感じる。「予め懐かしい」指向性は額の中に入ると収まってしまう。

で、見終わった後電車で日比谷へ。ゴダールの「アワーミュージック」を見るために行ったんだけど(しかし非常にアートっぽい休日だな笑。昔の学生のようだ)だいぶ時間が余っていたので指定の券を買ってからブラブラ。が、日比谷は歩けば歩くほど死んだ街で笑、行くとこもないのでビックカメラでデジカメを物色したりするもののまだ時間があるので仕方なく喫茶店へ。これもロクな店がなくて仕方なく入ったオカンが買い物の帰りに入るような店で水出しアイスコーヒーを。

やっと時間がきて日比谷シャンテへ。

アワーミュージックについて詳細に書く時間がないので割愛するけど、素晴らしかった。もう一度見に行きたいくらい。僕は前作の「愛の世紀」は?だったんだけど、今回のは大好き。空港のシーンなどなんか浮遊するような凝視感があるなと思ったら音の編集のせいだったりテクスチュアの精緻さはいつもながらに奇跡のように美しく、ポジティヴで厳しい。今月18日までなので(東京は)ぜひ。オススメです。