2005 06 08
06 08
昼間、ソニーコンピュータサイエンス研究所(CSL)のオープンハウスへ。今年は今日と10日がオープンハウスで今日がシンポジウムとディベート。あ、オープンハウスというのは研究成果を関係者に発表するイベントですな。
僕とmariaは家でレーベル関係の雑務処理に追われて1時間程遅れて到着。着いたときはゲストの下条信輔さんが発表していた。今日のプログラムは他に茂木健一郎さんや北野宏明さんの発表、シンポジウムなど。下条さんは非常に実証主義的なので聞いていて非常に分かりやすいのだが、ある種の普遍信仰的なものを感じる。脳科学の科学の部分にどうアプローチするかということだと思うんだけど、茂木さんの言うクオリアが創造性という意識の問題の中でもほぼ未開拓な例外事項にフォーカスしているのとはやはり別のベクトルなのだな、というのはその後の茂木さんの発表を聞いていてもシンポジウムのやり取りを見ていても分かる。
終了後、久しぶりに茂木さんと会って色々話す。実際に会うのは久しぶりなんだけど、時々メールで連絡は取っていたのと恐らくある種の共有された問題意識があるが故にすぐ談論風発になる。共有されたものとは何か。というのは厳密に書くと面倒なのだが、恐らく茂木さんが時々言う「ガチ」ということだと思う。ガチっていうのはガチンコのことで、プロレスを初めとする格闘技全般で使われる隠語です。セメントとも言う。簡単に言えば真剣勝負ということでこれはエッセンシャルという言葉にも繋がる。と思っている。要するにユルくならないのでガチで、という意識の在り方というかスタンスは共有している人同士だとすぐに分かるものだ。ジンポジウム終了後にmariaとシンポジウムに来てたさやか、ネオリアリティの田中君、茂木さんに紹介された電通の佐々木さんと五反田の遠野物語で茂木さんも一瞬交えて飲んだのだが、エラくなってユルユルになった人は話すのも見るもの辛いという話に終始したなー。あ、そうそう遠野物語でサッカーをやっていたのですが、初めてその全容を知りました。僕はバレー部だったのでサッカーはまったく興味なくてジーコという人が監督だったのも知らなかった。最初ギャグだと思われたみたいなんだけど、どっちのユニフォームが日本?とか聞いたりしてたら、マジ?と言われて色々教えてもらいました。点が入るまで長過ぎだと思うんだけどなサッカー。