2004 08 11
08 11
・BRUTUSで見たのがよかったので
・以前からずーと気になっていていたwolfgang tillmansの
写真集をamazonで購入。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/3822819840/ref=pd_sxp_elt_l1/249-9412524-0033138
・この本はTASCHENらしいお得な編集版で
・初期の2冊の写真集wolfgang tillmansとBURGという2冊が
カップリングされててスゴクいいですよ。
・特に後半のBURGの緻密な構成によって獲得されたある種の自然
さというか静けさが非常に好き。
・前半はナン・ゴールディンとかのドキュメンタリーの影響も
ありつつという印象なんだけどカッコイイ。
・エディ・スリマンのBERLINはこの写真集の特にモノクロの作品の
影響がモロにあると思う。
・僕は一点モノを買ったりするコレクターではないけど、作品集を
買うのは結構好きだ。
・カタログや総集編的なものではなくて
・作った人間の意匠が感じられる、作品集のほうが好きで
・これはCDでもベスト盤のたぐいはほぼ買う気がしなくてアルバムを
買ったほうが絶対に実りはある、というのと似ている。
・今回買ったのwolfgang tillmans/BURGは編集版とはいえ、
・2冊が1冊になっているだけで完全に作品集の部類に入るわけで、
そういえば最近こういうものを買っていなかったなーと思ったん
だけどやはり時々自分にとって新しい、好きな作品と触れないと
ダメですね。
・作っているばかりでは。
・そんな贅沢な、とか思う人がいるかもしれないけど、普段使って
いるお金
・例えば飲食などに比べたら全然でしょう。
・今回買ったものは240Pもあってamazonだったら1797円(!)だし
写真集やアートブックも大概のものは大体4〜5000円で買える。
・これは結構マズイ食事とか外でしたときに払う可能性が高い金額と
同じくらいで
・僕はよく思うのだが、渋谷とか新宿とか恵比寿とかいわゆる
・ヤング(笑)
・が集まるような地域では二人で4000円以上かかる店よりも
3000円前後で収まる店のほうが絶対に美味しいことが多い。
・もちろん1人コース6000円〜9000円というハレの店は別ですが
・二人で4000〜8000円くらいの店というのが一番最悪な可能性が
高くて
・そういう店の決定的にダメなところは飲み物が高く、しかも頼む
ことを強要してくることで、これはウチは居酒屋ですというのと
同じ意味で不味いに決まっている。
・同時に常連というか自分の家のように通う客が着きにくいシステム
でこれだと味が落ちたとかそういうジャッジにさらされることが
減って代わりにどういう客層がターゲットかというと
・「お飲物は?」とか聞かれて「お水かお茶ありますか?」とか言うと
この人ケチなのかなとか思われるという危惧(笑)を回避したいと
いうダメなデートをしているカップルなわけで
・僕は滅多にお酒飲まないから実感としてあるんだけど
・わざわざウ−ロン茶を700円くらい払ってで飲みたいとは思わない
ですよね。正直言って。
・もちろんお酒なら全然いいんだけど、アルコールを飲まない場合
ほぼ飲みたいものというのは無いんですね。
・なのに「ウチは1ドリンク頼んで頂くシステムになっていますので」
・とかはっきりマニフェストするバカなイタリアンもどき、エスニック
もどきの居酒屋。というのはたくさんあるし、
・そういう制度。はなくても、わざとらしく「あ、あそうですか」
とか言って露骨に不本意ですみたいな態度をする店は結構多い。
・特に渋谷はこんなのばっかりです。
・あ、もちろん美味しければいいんですけどね、大概不味い。
・というわけで結果的に家で食事することが圧倒的に多いし、そんな
店にお金落とすくらいだったら
・創作物、というか好きなアーティストの作品集買うとかアルバム
買うというほうが全然豊かな生活です(キッパリ)。
・あれ、なんでこんな話になったんだっけ(笑)
・あ、そうだ作品を買って触れましょうということだった
・というよりもCDが売れないとかアートブックがもっと売れないとか
いわゆる文化的価値があるものの売り上げがアタマ打ちなのは
・携帯電話に金がかかるからというのとは別に
・店に入ったら1ドリンク的なくだらない制度による出費みたいなの
が溢れていることも関係あるはずだ。
・なので、そういう制度を打破すべく(笑)「お水下さい」
・と言っている彼氏を見て「ケチだから付き合うのをやめよう」
とか思わないようにね(笑)>女子のみなさま
・それでレコード買ったりしてるのは方向性としてはすごく正しいし
興味が多岐に渡っていればもっといいわけでさ。
・その「多岐」の部分は一緒に探したりすればいいし。
・ただ、一緒に本屋行ったり美術館に誘ったりして
・探したり教えたりしたときに「いや、おれはそういうアート
っぽいのは分からないんだよね」とか「テクノしか興味ないし」
とか言いだすようなヤツだったらそれは将来性まったくないと
いうのも他方事実なので(笑)
・他の選択肢を着々と用意したほうがいいかもしれない(笑)
・あ、そうそう写真で印象深いのは高校生の頃、ロバート・メイプル
ソープが大好きだったことで
・庭園美術館でやったエキシビジョンに衝撃受けた記憶があります。
・うわー支離滅裂な日記だな。ジム行ってこよう。