2003 12 07
12 07
このツアー中、尽くホテルの朝食はパスしてきた僕達ですが
今日はちゃんと9時に起床。
結構おいしい和食の朝食をしっかり食べてからチェックアウト。
部屋にトイレが無いとはいえ(っていうか全然必要なかった。同じ
フロアが温泉、トイレだったので)二人で一泊朝食で11850円は
安いと思う。
で、荷物を預けてタクシーで地獄温泉・清風荘へ。
ちなみに地獄温泉ってこんな感じのとこです↓
世界一のカルデラ地形の活火山・阿蘇山の南麓、標高750m
にある秘湯、今でも湯治場として活躍している。
清風荘にある文化5年の巻物が残るほど湯治宿としての歴史が
古く、藩政時代は帯刀の武士か僧侶、山伏しか入湯が許されな
かった格式ある湯治場だった。
今でも九州随一の利用客を誇っている。敷地も広く、裏山の源泉
には温泉地獄があり、いつももうもうと湯煙がたち、硫黄臭が漂う。
地獄の名の由来は、ここからきた。
露天の4つの湯船は混浴で、すでに年配の女性が入浴中で、つい
そこは避けて離れた湯船に入る。乳白色の湯は、酸性硫化水素泉
で足元からぶくぶく湯が涌き出てくる。底無しの泥湯だったところ
で、そこには丸太が渡してある。先に入っていたおじさんは「隣は
もっと熱いんだよ」と教えてくれる。
皮膚病、アトピー、むち打ち症、骨折、神経痛、リウマチ、打ち身
に特に効能がある。
そう、混浴しかもかなりディープな混浴なんですね(笑)
もちろん湯治にも興味あったし、特にこの地獄温泉は硫黄の匂いと
濃厚な泥で有名という説明から純粋に行ってみたいと思ったんだけど
純粋にじゃない部分の興味っていうももちろんあるわけで、それは
土曜ワイド劇場とかで「アツーイ」とか言いながらワイワイ入って
くる女子大生(死語)の集団と偶然出くわしちゃったよ、オレ。みたい
な感じだったんだけど完全に甘かった。
確かに混浴露天、しかもかなりオープンなんだけどいるのは
マクドナルドのMの字を逆さまにしたようなおっぱいをまったく
隠そうともしないお婆ちゃんと前を隠すという概念も無くて限り無く
男だかなんだか分からないものになりつつあるおじさん、おじいちゃん
だらけで、もちろん僕達が一番若い。
バスタオルを真面目に巻こうという気があるのもmariaくらいで
僕はちゃんと隠して、とか怒られてました(笑)
で、みんなでそんなに広くもない露天につかってるんだけど
お婆ちゃんの一人が下ネタ連発で(苦笑)「混浴だと若返るねー
男のエキスが摂れるからねー、ダヒャヒャヒャヒャ」みたいな
感じで、まーアミューズメントですね。
ただ温泉の効果としてはすごく良くで代謝が良くなったりお湯に
髪をつけただけでサラサラになったりちょっとびっくりしました。
結局2時間近く入ってから歩いて300mくらいのところにある垂玉
温泉へ。
ここも露天の混浴なんだけど客は僕達だけという貸しきり状態で
近くに滝なんかあったりして絶景でした。
とはいえやはり地獄温泉に比べると廃れてる感じもあってお湯も
透明なのがなんか物足りないのでUターン。
その後しばらく泥湯を堪能してから荷物をピックアップして立野
から熊本→福岡へ。
今日は最終日で宮城君と夕食を食べる約束していたので夕方に
福岡に着くように計算しておいたのです。
宮城君が飯を奢らせてくれと言ってくれたので言葉に甘えて
福岡のおいしいところへ案内してもらう。
辿り着いたのは、しょうきという居酒屋でここもすごくおいしかった。
楽しかったツアーも今日で終わりで寂しい気分で一杯の僕達は
たくさん食べて飲んでたくさん話した。
うれしかったのは福岡のサウンドチェックのとき、かなりピリピリ
してた僕と地元の出演者の温度差の違いがイベントが終わった後では
埋まっていて参加した人達もいい経験、いい刺激だったと言ってた
ということで、他にもこれからのこと来年のツアーのことなどを
ずっと話し続けた。やはり焼酎を飲みながら。
帰りは車で福岡空港まで送ってくれて明太子のお土産を受け取った
後、僕達は長い握手をしてこれからもよろしくと言い合ってから
飛行機に乗った。
僕達は来年もきっと行くと思う。協力してくれた全ての人と聴きに
来てくれた皆様。ほんとにありがとう。