2003 11 30
11 30
終日ずっとずっとツアーの準備。もうヘトヘト。
あ、あとサウンド&レコーディング誌から取材のオファー。
特集なんだけど面白そう。まだ書いちゃいけないのかな。
キーワードはホワイト・ノイズ。です。
来年1月売りのなのでツアーから帰ったら取材受けることに。
最近、ツアーの準備の合間にネットでフランドル楽派について
調べてて、というのも最近聴き込んでるオケゲムについて
もっと知りたい。という単純な興味でホント気分転換なんだけど、
オケゲムが生まれたのが1410年頃で死んだのが1497年頃。
ジョスカンが生まれたのが1450年頃で死んだのが1520年頃。
で、この間に何があったんだろうなと思うんですね。
やはりオケゲムにくらべるとジョスカンは非常に装飾的で
つまり汎用性が低い。
今でいうとリアルタイム・プロセッシングみたいなものだと
思う。多分。
オケゲムは音色と構造そのものという感じで非常に抑制されて
いて、しかもすごく美しい。
こういう場合、どちらに洗練という言葉があてはまるのか難しい
けどやはり抑制は奇跡だと思う。
偶然のように重なりあった音色と響きと詩、全体が必然的に
作られていく音楽。