2007 09 22
09 22
森美術館のル・コルビジェ展へ。非常に面白かったです。実物大の再現連発などかなり力の入った展示だったと思う。森美で今までで一番よかったかも。
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しかし最初の部屋の絵画作品は本当にひどかった、というか建築を選んだのは大正解で三次元のものを二次元で書こうとして失敗しているという典型のオンパレードでここまで酷いものを40過ぎても描いていたのはある意味すごいなと思いました。
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僕はよく「失敗作も作れるのが才能」と言ってますが
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これは、うーんまだ出来なくてえええとか言って数年経っちゃいましたとかいう人はとりあえず才能はない、という可能性が高い。しかしそれが良い作品を作る可能性がないかというとそんなことは全くなくて、むしろ良い作品は生まれやすいということはよくありますね。コルビジェは全般的に作るということに全く怖れがないというかクリエイティブで才能がある。と改めて思いました。
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あとこれは断言するけど、近代建築は省スペース的になるという予言は確かに的確でコンセプトとしても有効だと思うけどこの人は閉所マニアですね。最後にあった妻と一緒に過ごすために建てた実寸大の海辺の家なんて独房のようで笑いました。トイレとかベットのすぐ近くにあるし幅も狭い。他の展示でも感じたけど狭いということにフェティッシュがある気がします。自分の仕事部屋の再現というのも驚くほど狭かったし。ちなみに僕は冷たいタオルケットマニアです。というか寒い。。。という気分にならないと眠れない。という。
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しかし本人がカッコイイですなー。と思いました。眼鏡が似合う。
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カッシーナが復刻しているコルビジェのソファとかが意外に安くて驚く。もっと絶対に買えないような値段なのかと思ってました。あの読書ソファ一人掛けとか魅惑だ。