2007 02 23
02 23
そうだ。これは口を酸っぱくして、飲み過ぎた次の日の朝のように口を酸っぱくして言い続けますが
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ATAK010 filmachine phonicsは必ずヘッドフォンorイヤホン着用で、というのは前提だとしてCDには
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44.1kHz 16bitの普通のCDデータと320kbpsのMP3と48kHz,24bitのAIFFデータが入ってますが
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絶対に48kHz 24bitのAIFFで聴くのが良いと思います。これは極上です。よーし摂取だ!摂取!というノリのときはコンピュータでituneなり何なりを立ち上げて目を閉じてじっと聴いてみてください。
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ただ「渋谷さん、でもipodにはAIFFはデカイっすよ」という幻聴は聴こえてくるので、ではどうすればいいかと言うとだったらMP3で聴いてください。つまりCDデータが一番良くないのです、今回は。
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これはサンプルレートがCDデータだけ44.1kHZにダウンコンバートしていてそれによって音の運動が多少緩くなってます。これは今回分かった事実なのですが。とにかく48kHzのデータで聴いて頂きたい。つまりAIFFかMP3で聴いて頂きたい。店頭試聴機はCDなのでちょっと感じが違います。音の動きが緩い。
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で、ツアー日記の続き。2/15〜16。
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2/15はそういうわけでホントは直前まで準備し続けるはずがイルポがキャンセル→灰野さんをブッキング、諸々手配などのバタバタで朝の10時まで研究室で作曲し続けるも終わらず断念して家に戻ってそれらの手配をしながら家でライブの準備の続きをやって家を出る直前に思いつく洋服と機材関係、コンピュータなどをmariaとスーツケースに詰め込んでタクシーに飛び乗って恵比寿へ。品川→羽田。
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飛行機ではぐっすり熟睡して福岡着。少し遅れて到着するミカを迎えてまずホテルにチェックイン。popmuzik recordsの宮城君とその弟子がホテルで迎えてくれて夕食に連れていってくれた。ミカは非常にグルメな印象。一度ベルリンで家に行ったことがある灰野さん曰く料理が激ウマらしい。
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いつもならここでガツーンと芋焼酎を飲んで、というのが博多らしい過ごし方なのですが、何しろライブの準備が終わらずに飛び出してきたので自粛してホテルへ。ミカと明日の待ち合わせ時間など決めてから、ホテルの部屋でヘッドフォンで朝8時まで作業。さすがに疲れて眠る。
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16日の朝は12時にミカとロビーで待ち合わせていたものの、僕は寝坊して少し遅れる。mariaはGoemのフランス・デワードを福岡空港まで迎えに行っている。新幹線の改札で合流。
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フランスはとにかく背がデカイ。190cmくらいあるんじゃないか。全く予想してなかったから驚く。で、何となくデヴィットリンチに似てる。非常に気さくな印象。
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新幹線の中でも爆睡。15時くらいに新山口駅に到着。YCAMの阿部さんと渡部さんが迎えてに来てくれている。新山口駅のすぐ側の鮨屋は回転にも関わらず、すごく美味しいので(特にマグロが)早速入って遅めの昼御飯。その後、YCAMへ。
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旅の疲れもあってミカとフランスはザッと館内を見てからホテルへ。僕とmariaは先に到着していてエバラ君、大海君の第三項音楽チームと合流して新作インスタレーション「Taylor Couette Flow」の設置へ。あと、明日のコンサートのセッティングの確認を音響の伊藤君と。
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そう、今日にTaylorを設置して明日から2日間展示するんだけど、今日が初日なので音なども調整。
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そうそう、この「Taylor Couette Flow」は3/10から始まる坂本龍一さんと高谷史郎さんのインスタレーションの会期中にYCAMで再展示されるので行ったかたはぜひ。好評だったのですよ。ホワイエの大階段の上にあるはず。詳細はもう少ししたらinfoに書きます。
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で、既にその坂本さんのインスタレーションの仕込みでダムタイプの高谷さんが来られていたので一緒に夕食。僕、maria、阿部さん、エバラ君、大海君、高谷さんというメンツ。ほぼ爆笑のまま食事。
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戻ってからは結局filmachineで三週間滞在制作したときのクセでみんなで朝までTaylorの最終作業とライブの準備諸々。結局7時過ぎまで働いて「なんだ初日は宿泊いらなかったすねー、温泉さえ入れれば笑」とエバラ君が言い出す展開に。しかしここは夢の工場だからいつまでも作業できる。