2006 09 04
09 04
ゆーれるゆーれるめーろーでぃーっていう木村カエラの新曲が非常にイイ感じだなと思ってます。
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僕は元セブンティーンモデル経由のシンガーソングライターとしての木村カエラには全然反応しなかった、つまりボーダフォンのCMかわいいよねーっていう指向はなかったのですが今回はいいなと思いました。
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それはジムで走りながら見た、うたばんに今回の曲のプロモーションで出ていて
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若くして記憶力がとんでもなく衰えていたり、アハ体験!がほとんどできなかったりという非常にウィードな気だるさとサイドの刈り上げがマッチしているな、と思ったことも関係しているかもしれないし
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多くの女性ボーカリストが堕ちて行く情念という安易なファクターを回避しつつ、しかしそれを気ままに弄ぶというある種の奔放さがルックスと声量という天性に裏打ちされていることの、ブスで歌が下手な女性ボーカリストに対する残酷なまでの明示など
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いくつか経由する理由があるとしても曲がいいと思います。オルタナロックを租借しつつミックスバランスは明らかに現代的です。テレビでしか聴いたことがないので細かい部分は分からないですがドラムとベースのバランスに感じます。あとイェイイェイイェイイェイというカラオケへの配慮も極めて良質と言っていい部類でしょう。
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あと、この人は作曲家、プロデューサーなどまわりの人間の力を鼓舞する気持ち悪くない意味で巫女的な素養が魅力に直結している希有なキャラクターに到達した。という気もします。つまり裸足になっちゃうようないわゆる巫女さんみたいな歌を歌う人、というのとは対極にあるそれです。