2017 05 22

渋谷慶一郎が凱旋のピアノ・ソロコンサートをアンプラグドで一晩限りの急遽開催

TITLE: Playing Piano with No Speakers
ARTIST: 渋谷慶一郎

 

concert copy

 

今月、パリ・オペラ座に出演し大成功を収め帰国した渋谷慶一郎が一晩限りの贅沢なピアノ・ソロコンサートを行うことを発表した。
2015年にスタートした「Playing Piano with No Speakers」と題されたコンサートシリーズの続編にあたり、完全暗転の会場の中、マイクもスピーカーも使わない完全にアンプラグドなピアノソロで一晩演奏するというもの。

 

会場は代官山のヒルサイドテラスの地下にヒルサイドプラザで限定200席となっているため即完売となることは必至だろう。
ピアノは275センチメートルの巨大なベーゼンドルファーを使用し、オペラ座で発表された新曲のピアノソロバージョンの初演も予告されている。
近年ではヨーロッパでの活動が中心となり、日本でのソロコンサートは貴重な機会となってきたため、活動のコアを成しているピアノソロのコンサートは見逃せないものとなるだろう。

 

DATE/PLACE:

2017年06月18日(日)
18時00分開場 19時00分開演

 

代官山ヒルサイドプラザ
東京都渋谷区猿楽町29-10
東急東横線 代官山 徒歩3分。会場は地階になります。

 

TICKET:
出演:渋谷慶一郎(ピアノ)
会場:代官山ヒルサイドプラザ 東京都渋谷区猿楽町18−8
日時:2017年6月18日(日) 18時00分開場 19時00分開演
料金:前売り券 S席 7,000円(税別、前方3列まで)
前売り券 A席 5,000円(税別)
当日券 S席 9,000円(税別、前売り券完売の場合は発売しません)
当日券 A席 6,500円(税別、前売り券完売の場合は発売しません)
チケット販売ページ

 

※当日先着順に入場、全着席形式。
※各回終演後、CD購入の希望者にサイン会があります。
※チケットのキャンセル、席種の変更はできません。あらかじめご了承ください。
※未就学児童のご入場はできません。また、公演中他のお客様のご迷惑になると判断される方のご入場をお断りする場合がございます。
※開演後の途中入場はできません。開演時間に遅れないようご注意ください。
※録画・録音・複写に使用する機材(レコーダー、カメラ、ビデオ等)、ご飲食物やお煙草、危険物を会場内に持ち込むことは禁止いたします。持ち込みや撮影を見つけた場合は、データ消去、チケット取り消し手配などスタッフの指示に従っていただいた上、ご退場いただく場合がございます。

 

“Playing Piano with No Speakers”というコンサートシリーズは2015年にスタートした。マイクもスピーカーも使わないアンプラグドなピアノソロという極めてシンプルなコンセプトで、同時にピアノ・ソロのコンサートをどれだけ無駄なものを削ぎ落とせるか?という問いでもあった。

 

ピアノ・ソロ自体が僕の活動の中では最もシンプルな形態なので、そこからさらに引き算をしていくと、衣装やMCはもちろん照明、曲間、アンコールまでなくして、暗転の中、前半と後半を分ける休憩までの間を一気に自分の曲、即興、クラシックをマッシュアップしてピアノを弾き破るという方法に行き着いた。
これはうまく言えないけど無時間の表現というか、時間と空間の境界が溶けていくような感覚があって、それは聴く方も同じな気がする。

 

ピアノから直接出る音、楽器が共振する音だけを限られた人数で聴く。
ただそれだけのことをコンサートという形態でやるには良いピアノとそれに見合った空間が必要になる。
今回、2年ぶりにこのアンプラグドな形態でコンサートをやるにあたって、会場は代官山のヒルサイドプラザを選んだ。
この会場は5年前に”Playing for maria”というコンサートをやったので残響やピアノの感触はよく覚えている。
また、ここにある275センチメートルの巨大なベーゼンドルファーのコンサートグランドを弾く感覚は船を操縦するようなスリルがあることも身体が覚えている。

 

もちろん会場は暗転でスピーカーも使わず、ピアノは会場の中心に設置して客席はそれを囲むように配置する。コンサートに際して調律も入念に行うことになっている。
先日パリのオペラ座で発表した新曲もピアノソロで初めて弾こうと思っている。

 

また、この日はmariaの10回目の命日でもあり、コンサートは彼女に捧げたいと思う。

 

渋谷慶一郎

 

CREDIT:
出演 / 渋谷慶一郎
主催 / ATAK