2014 10 07
Keiichiro Shibuya solo concert “Supervision”
Keiichiro Shibuya solo concert “Supervision”
Piano, Computer : Keiichiro Shibuya (ATAK)
Monitoring Camera System : Masato Tsutsui (Arque Inc.)
Live Sound System : Yoshiyuki Kanamori (Oasis Sound Design)
Data
2014年10月7日(火)
door open 19:30 / start 20:00
Place
INTERSECT BY LEXUS – TOKYO
東京都港区南青山4-21-26
※このコンサートは完全招待制にて開催いたします。
協力:アーケ株式会社、タカギクラヴィア株式会社
Concept
コンサートは監視の装置、音楽は聴衆によって監視される。
ピアノやコンピュータを演奏する指や手の動き、打鍵の瞬間、揺れ動く感情や表情、それらの全てが3台のカメラによって常に監視、撮影され、極度に分割/拡大された演奏がプロジェクションされる。
ピアノソロからピアノとコンピュータのデュオ、インプロヴィゼーションなどが、あたかも現在作曲中の途中報告のように展開されるこのシークレットコンサートは、当時のサロンよりもさらに聴衆と音楽の距離は近く、作曲家の脳を覗く体験でもある。
また、作曲と演奏、ポップと実験、アコースティックとテクノロジー、観ることと聴くことといった、いわゆる境界の揺らぎを提示することもコンサートの目論みである。
演奏される曲目は、コンピュータとピアノによる新曲をはじめ、数多く手掛けた映画音楽、「for maria」から選ばれたピアノソロ、昨年シャトレ劇場で発表されたボーカロイド・オペラ「THE END」の楽曲は、初音ミクのボーカルの代わりにピアノとコンピュータによって演奏されるなど、渋谷のベストと言ってよい内容となる。
同時にこれは最先端の技術を総動員して作られた、新しく美しい現在進行形の音楽の経過報告でもある。
また、コンサートのある部分、オーディエンスがミュージシャンを見る、注目することをさらに押し進めて、監視する/される関係を提示することで、 音楽が生まれる瞬間や演奏の感情が極度にクローズアップされる。
その映像を見ながら実際のライブパフォーマンスが進行するという意味では、今回の試みはインスタレーション、パフォーマンスとしての側面も強く感じられるものになるだろう。
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