2021年1月10日に渋谷慶一郎とevalaのビートミュージックに特化したラップトップデュオ・プロジェクト「ATAK Dance Hall」のライブが、結成10周年を記念し表参道のWall & Wallにて開催される。当日はATAK Dance Hallの照明・ビジュアルに2bit、そしてSeihoもライブパフォーマンスを披露する。会場はコロナ感染症対策からソーシャルディスタンスを確保できる限定100名のみの開催とし、同日にオンラインライブ配信も行う。
(各種チケット購入先はこちら >> https://wallwall.zaiko.io/e/20210110adhseiho)
今からちょうど10年前、震災直前の2011年1月15日にATAK Dance Hallは誕生。
渋谷慶一郎とevalaによるダンスミュージックに特化したプロジェクト、という今では定着した感のあるコンセプトは当時ノイズ・エクスペリメンタルなエレクトロニクス路線を爆進していたATAKレーベルの二人の新しいプロジェクトとしては大きな意外性と驚きをもって迎えられた。事実、「蓋を開けてみるまではどうなるかわからない」このプロジェクトの旗上げ公演は東京・代官山のUNITで3時間のロングセットとという異例の形態で行われ、ノイズやミニマリズムの形骸はあるもののビートを強烈に前面に打ち出したそのスタイルにオーディエンスは驚き、歓喜した。
同年の6月に行われた『PROGRESSIVE FOrM 10th Anniversary』では、所謂エレクトロニカを超えてベースミュージックとノイズの融合を大きくフューチャーしたスタイルを披露すると大きな話題を呼び、国内外のフェスティバル、ライブイベントから数多くのオファーが殺到した。
ストロボのフリッカー的な点滅と大量のスモークの中で爆音のノイズとビートでオーディエンスを狂乱に巻き込むそのスタイルは当時のエレクトロニカを大きく逸脱し、先にも書いたようなベースミュージックを基軸にダブ・ステップ、トラップ、レガトン、ヒップホップまで飲み込み活動の場を広げていった。
その後、渋谷はボーカロイド・オペラ『THE END』やアンドロイド・オペラ『Scary Beauty』といった劇場作品や映画音楽で成功を収め、evalaは立体音響、マルチチャンネルの第一人者として様々な作品を発表していく中で、二人のソロ活動は多忙を極めATAK DanceHallとしての活動は次第に減少していった。しかし機をみて行われるパフォーマンスのたびに変幻に変化するスタイルを提示し続け現在に至っている。
そんな中、行われる今回のイベントは先に書いた2011年1月の初公演からほぼちょうど10周年に当たり、震災前とコロナ渦中という状況の大きなコントラストの中で行われることになった。
奇しくもデビュー公演と同様に強烈なストロボ、ライトを駆使したビジュアルに2bitを迎え、10年前の衝動性、実験性を再現、増幅した過激なパフォーマンスとなることは必至だろう。
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【公演概要】
WALL&WALLイベントページURL:
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2021年1月10日 (日)
表参道WALL&WALL
ATAK Dance Hall × seiho
出演:
ATAK Dance Hall(Keiichiro Shibuya + evala)
seiho
開場 17:00 / 開演 18:00
DOOR ¥4,000+1Drink(¥600)
ADV ¥3,500+1Drink(¥600)
STREAMING ¥1,500
ADV(前売り入場券):
・販売期間 12/25 20:00~1/9 23:59迄
STREAMING(配信視聴券):
・販売期間 12/25 20:00~1/13 20:00迄
・視聴可能期間 1/10 18:00~1/13 23:59迄
各種購入先URL:
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【プロフィール】
ATAK Dance Hall
渋谷慶一郎とevalaによるビートミュージックに特化したラップトップデュオ・プロジェクト。
2011年1月に東京・UNITで行われたデビュー公演を皮切りに国内外の数多くのフェスティバル、イベントに出演。
ベースミュージックを基調とした強力なビートとノイズを掛け合わせ、いわゆるテクノ、エレクトロニカを大きく逸脱したスタイルは高速のストロボの点滅とスモークの中でパフォーマンスが行われオーディエンスを熱狂の渦に巻き込む。
強力なビート基軸に、同期した2つのラップトップから膨大なサウンド・ファイルをリアルタイムで即興的にレイヤーしていくことでエラーやミニマル、爆発的な音響をも生み出す。
今回は10年前に行われたデビュー公演と同様にメディアアーティスト、プログラマーの2bitのストロボ・ライトとスモークの演出の中でのパフォーマンスとなる。
2bit (strobe control)
プログラマー。山口大学大学院理工学研究科数理科学専攻修了。
アート、エンターテイメント、広告、R&
D等の様々なプロジェクトでサーバーサイド、モバイルアプリ、
照明制御等を担当。
Seiho
大阪出身のアーティスト/プロデューサー/DJ。米Pitchforkや米FADERなど多くの海外メディアからのアテンションを受けながら、LOW END THEORY、SXSWといった海外主要イベントへも出演。国内外問わずアーティストのプロデュースやリミックスを手がける他、ファッションショーや展覧会などの空間音楽、映像作品の音楽プロデュースも行う。自らもインスタレーション作品を発表するなど、音楽家の垣根を超え、表現の可能性を追求している。
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