2005 02 03
02 03
夕方、ontonsonで南波さん、吉本さんと打ち合わせ。
えーとATAK全商品の取り扱いをお願いすることになりました。ontonsonの通販は早いと評判なのと、セレクトの秀逸さからずっとお願いしたいなーと思っていたので非常に嬉しい。来週中には下記ontonsonサイトからATAKのCDが購入可能となります。にょろしく。
http://www.ontonson.com/
しかし打ち合わせをしてて思ったのは、こういう健全な情熱を持っている人達と出会えたのは良かったなということで、何でそんな大袈裟な、とか思うかもしれないけど音楽に携わっている人間は
1. 単に疲れている
2. 絶対メジャーに!もしくは売れたい、売りたい!
というどちらかが圧倒的に多くて、1に関してはこうも業界の景気が悪いと仕方ないのかもなと思うし、2に関しては時期が来るまで刀を研いでおこうぜ_と思うんだけど(メジャー、ブレイクという言葉は現在では死語だというのが正しい認識だと思います。要するに売れることだけを主眼においていない場合、マーケッティング的に仕掛けるのは細分化し過ぎてて無理、要は時期、時代とその人が合致するということでしか起こり得ないからね)僕の気分としては
3. 疲れるけど頑張ろうよ(笑)
で、これは自分がいいなとか好きだなと思った範囲で正しい選択を継続的にしていくということで、この継続的にというのは結構重要だと思います。継続してやらないと見えてこないことは確実にあるのと、ベタな意味でのマーケッティングとかプロモーションというのが無効化しつつある状況を考えるとそこで見えたきた方法というのは言わばオリジナルな発見なわけで、それぞれが戦闘継続可能な方法を見つけていって本質的に色々なものが存在しているという状況にならないといつまでもつまらない時間が続くことになる_これ以上に。で、これは好きじゃないと出来ないことで僕は音楽が好きな人と仕事がしたいし、好きじゃないなら辞めちゃえよと思うので(実際、レーベルからの「サンプル聴いて頂けましたか」電話に「ごめんなさい何だか分からないから捨てちゃいました」とか答えちゃうアホなバイヤーがいることも知ってます)今日は非常に有意義でした。
帰りに隣のクララ・オーディオアーツで
・alvin lucier : VESPERS and other early works (New World Records)
購入。このCDの1曲目、Vespers(1964)は傑作。非常にイイです。使っている音は1つだけでそのディレイのバリエーションなんだけど、この時代に1つの音という先見性もさることながら音がいいしカッコイイ。えーと基本的には廃盤らしいので入手困難だとは思うけどATAK好きな人なら多分好きなはず。ちなみにタワー新宿の現代音楽コーナーに1枚だけあることを僕は知っている:)
ちなみに5曲目も秀逸。