2008 04 26

04 26

書いていいのかどうか分からないから書かないけど、近い距離にある雑誌がいくつか休刊なり廃刊になる。
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これを良識的な文化が衰退していく現状を嘆くという紋切り型で解釈するのはそれほど生産的ではない。確かにメセナ的なものが減っている現状は良い/悪いで言えば非常に良くはないと思うし、様々な困難を生む。これらもその一形態と見ることもできるかもしれない。
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が、プロジェクト支援の場合ではなく本やCDなどのコンテンツ産業の場合、もっと言えば音楽やアート、思想、科学といったいわゆる即効性のあるビジネス書みたいなものの対局にあるものがコンテンツとして生き残るにはそれなりの戦略と努力が必要な時代に本当になったということで、これは良い意味で変化のときなんだと思う。
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本だったら立ち読みで済むようなものは作らない、CDだったら一度聴いて分かった終わり、みたいなものは作らないというのは3000から10000という先端的な(とあえて言うけど)受け手を想定した場合には有効なはずで、それは簡単ではないとはいえまずそこをクリアするのが重要な気がする。
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思想地図は扱っている内容は僕の関心領域とは微妙に異なるけどそこに意識的なことは分かるし、あれを1日で読み通すのはかなりの労力が必要になる。しかも1000円台で買える。
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音楽やアートと科学や思想を横断したものでそういったものは今はないけど、恐らく1年以内にできるだろうしそのときは協力させてもらいたいと思っている。
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で、こうした社会の中でのシェア的な戦いというのは本やCDだけではなく音楽やアートそのものにも適応されて久しい。立体音響に僕が力を入れているのもそこと無関係ではない。
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あるべきようは見えないけど、理念ではなく実際的に探すことが必要な時代になったのはむしろいいことなんじゃないかと思う。