2008 02 28

02 28

昼間仕事をして夜はサウンド&レコーディング誌の國崎編集長とtabelaで食事。かれこれ10年くらいの付き合いで非常にお世話になっている方なのですが、サシで食事は初めてかも。
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初対面の10年前、僕は生意気盛りだったので印象としては相当衝撃だったらしいです。照。
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まあ今もそれほど変わってない気もしますが、まず言っちゃってからというのは予想外の力が出たりすることもあるんですよね。
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ただ不遜ながら非常に性質をよく知っているので(なぜか分かってるんですよね)、遠慮なく話せるし非常に楽しかったです。数少ないマトモさと矛盾が同居した音楽ジャーナリズムだと思っていて、しかし矛盾というのは重要なんですね。活性化しないから、それがないと。
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僕が思う良い意味での矛盾の産物というのは80〜90年代に大量生産されたムック本というジャンルです。僕は結構ムック育ちなんですよね。あれは売り上げだけ考えたら絶対に作らないだろうという号もあるし、ライターの人選がむちゃくちゃだったり有り得ない組み合わせの対談とか面白かった。
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色々興味深い話が出たのですが、僕が最近やっているような、その瞬間には一音しかなっていけど入れ替わりがあまりにも速いのでレイヤーに聴こえるというのは小山田さんと共通しているという指摘は興味深かったです。これはデジタルでできる一つの極だとは思いますな最近。
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だから音色は磨かれてなければいけない、必要だったら録り直すくらいというのは非常にまっとうな方向性で曇りや不意図的なノイズを味とかなんとか言ってるのは残らない、それは前にもあるから。という結論になりましたがそりゃそうだよな。今できる最上のというのは常に保存期間と密接なのは明らかです。
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というわけで当然音楽の話だけしたわけではないし、これ以上は書けませんが非常に楽しかったです。ごちそうさまでした。
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そのあと、mariaと小説家の黒田晶と合流して久々のルバロン。結婚パーティーの相談に乗ったり。tabelaで飲んだワインが効いてきたので早めに退散。