2015 11 04
パリで11/25に物凄いコラボレーションの公演をします。
きょう情報解禁されましたが、フランスのテアトル・サブロンというところで凄いコラボレーションの公演を11/25やります。
簡単に書くと僕を含めた音楽家2名、ダンサ−2名、ポトエトリーリーディング1名、ペインター1名による公演で衣装は話題のピガールが担当します。
黒田アキさんという在仏歴40年以上、71歳になるアーティストの展覧会の関連企画で彼の展覧会場でコラボレーションするという感じです。
黒田さんは少し前にこのブログで書いた、僕がパリオペラ座のダンサーたちとコラボレーションした「The Way of the Rabbit」で初めてお会いして何かやろうということになったのです。
パリで、と書きましたけどこのテアトル・サブロンってニューリー市の管轄ということになっていて、なんだろうこれは謎なんだけど超高級住宅街に忽然とあらわれた出来たばかりの美術館と劇場、チャペルが一体となった不気味なくらいきれいな施設です。
そこで黒田さんの大規模な展覧会が始まっていて僕も昨日オープニングに行ってきたんだけど、これが物凄い瑞々しさで驚きました。
老年の画家が子どもに帰るというのはピカソでも今井利満でも知っていて僕はそれがすごく好きなんです。
これは常に賛否両論があるけどとにかく僕はその自由さに惹かれていたし惹かれている。
同時に驚くべき自由さが飛び散っているような壁に貼り付けられているようなそれが、黒田さんという歳の離れた友人になったばかりのアーティストが自在に展開するのをすぐ近くで見ているというのは不思議な気持ちです。
歴史でしか知れなかったことが自分の近くで行われているというような。でもこういうことは増えていくんだろうな。
出演クレジットは以下です。
音楽は僕とチェリストのギャスパークラウスで僕はピアノとコンピュータ、ギャスパーはアンプリファイされたチェロで演奏します。
ダンスはオペラ座のエトワールのジェレミー・ベランガールと元山海塾、バットシェバ舞踏団の浅井信好、ポエトリーリーディングは黒田さんと長くコラボレーションしているTimothee LAINE。この1時間の公演の間に黒田さんは3枚のペインティングを書き続けそれが時間の経過を表すことになる。
衣装をピガールにお願いしたことで面白いバランスになったというかあまりない感じの光景が展開しそうで今から楽しみです。
エントランスフリーで誰でも入場できるのでぜひ来てください。物凄い数の人が来て混乱というか暴動の中で公演したりしたら面白いなと思ってます笑
11/25 20時から。
演出/コンセプト:黒田アキ+渋谷慶一郎
音楽:渋谷慶一郎+Gasper CLAUS
ダンス:Jérémie BELINGARD +浅井信好
朗読:Timothee LAINE
衣裳:Pigalle Paris
音響:Laurent FORGUES(PIERRE MIROIR)
照明:Thibaut HOK
制作チーフ:奥野衆英
プロデューサー:福西 園
副プロデューサー:Joseph BELINGARD
制作アシスタント:清原千香子
スチール :横田安弘、 Quentin CAFFIER
企画製作:COSMOGARDEN10&11製作員会 (Paradis Cosmique)