2012 11 20
THE END+Louis Vuitton
12/1,2に初演するボーカロイドオペラ THE ENDにルイ・ヴィトンさんの強力な協力を頂きました。
アーティスティック・ディレクター、マーク・ジェイコブスと彼のスタジオチームが、2013年春夏コレクションを、初音ミクの体型や彼女が持つ独特の雰囲気に合わせてデザインしたオリジナル作品を着用してミクが登場します。
Webにはこのデザインスケッチしかリリースされませんが、が、オペラでは当然これがデジタライズされて歌ったり話したり動いたりします。
僕は昨日YCAMのスタジオAでデジタライズされた巨大なヴィトンバージョンのミクがスクリーンで動いているのを見ましたが、インパクトすごかった。
既視感ゼロの初音ミク。誰も見たことのないオペラにまた一歩近づいた気がします。
このコレクションがルイ・ヴィトンの代表的なモノグラ ム・モチーフを用いていない初めてのコレクションで、代わりに幾何学的なグリッドが全面展開されているというのも不思議な偶然というか共時性を感じます。
ステージを見たときに目に入る三面の巨大スクリーンはグリッドそのものだから。
今回のオペラは人間不在で音楽と巨大スクリーンの映像でやるというのが基本的なコンセプトにあります。
ただオペラといってもかしこまったものではなくて、今の多様な文化の容れ物として機能するんじゃないか?というのが僕の最初のアイディアにあって。
そう考えたときに当然ファッションも音楽や映像と同様に重要な先端的な文化のひとつで、ルイ・ヴィトンが初音ミクの衣装を作るというのはすごく面白い!と思って相談させて頂いたのです。結実してよかったです。
ってかこのデザインスケッチめちゃくちゃいいですよね**
楽しみにしててください!