2004 11 07

11 07

エバラ君のレーベルportのリリースイベント@apple store 3F theaterでライブ。
この日記の読者の皆様なら僕が今、ソロアルバムの追い込み真只中で他のことは一切していないということも御存知かと思われますが、当然のようにライブの準備をする時間は十分になく結果昨日の夜からずーっと準備、今日起きてからは口に紅茶の一杯も入れずひたすら準備ということで時間不足ながらもギリギリまで作業したのですが結果としてやはり時間不足でした。
どのくらいギリギリまで作業していたかというとこの日のイベントは19時スタート、僕達のサウンドチェックが18:30スタートというこれだけでも狂ったスケジュールなんだけど家を出る直前の17:30まで準備に終われて急いでシャワーを浴びて18時過ぎに出発、5分遅れで到着という感じでした。
久しぶりにnumbさんに会ったりcom.A君に初めて会ったり、えーとたくさんの友達に来て頂いたりしてホントに嬉しかったのですがライブはイマイチでどうもすいません(土下座)。

しかし思ったのはATAK show caseの時ほどではないにしろ(何しろあのときは行列が3Fから1Fまで続いて外に連なって路地曲ってて、行列見た僕の友達は新製品の発売日と勘違いしたくらいなので)apple storeでやるときは人がたくさん来るなーということで、これはもちろん会場の特性上無料というのも大きいと思うんだけどとはいえ興味の無いものはタダでも来ないはずなので、恐らく現在「タダなら行く」という人は結構多いと睨んでるんですね。
これは非常に象徴的な傾向で要するに今まで「お金をとっているけど異常に音が悪いイベント」というのが多過ぎた結果だと思います。クラブに人が入らないとかイベントの集客が厳しいという声を聞くにつけ。つまり「音楽の内容はともかくお金を出す価値はない」という判断がどこかに存在している気がしてて僕はこれは非常に問題だと思ってます。何故ならこれからコンサートというものの重要度は増していくのに、っとこの話は長くなるから今度書きますが今回のイベントもウーハーのサイズが小さかったために決して満足なクオリティではなかったもののとはいえこれ以下の有料のイベントなんてザラにあるわけで、だとするとやはりお金は出さないということになると思うんですね(で、大きなフェスに行く人は多いというのはメンツはもちろんですが、この部分でのクオリティに漠然として安心感があるのでしょう)。

で、僕は音質に関して、特にコンサートのPAクオリティに関してオーディオ的な発想で良い、悪いと言ってるのではなくて(これはどこかに以前書いたかもしれないしそれがこの日記だとすると痴呆の進行が露になってコワイのですが・笑)例えばバイオリンのコンサートをやるときに弦が切れたままコンサートを開催するのか。というレベルで考えています。僕が作っているようなコンピュータから再生される音楽の場合、スピーカーからその音楽が意図した通りに近い形で鳴っているか、というのはバイオリンの弦が切れていないか、ピアノの鍵盤がちゃんと揃っているかというのと同義です。

なので、断言しますが僕が、というかATAKが主催でコンサートをやる場合、PA的なレベルは万全を期します。もちろん各自基準があるので一概には言えませんが僕が聴いて「これでやっていいのかな」という環境で強硬決行するようなことはないので信用して下さい。
来年以降、いわゆるクラブやホール以外でも電源と近隣に対する防音(もしくは回りに何もないか)さえクリア出来ていればかなりイレギュラーな場所でのコンサートの開催も考えていて、これはそうした場所でもハイクオリティな音でコンサートが出来る態勢が出来上がりつつあるということです。

で、その第一弾が12/22(wed)のATAK nightです。楽しみにしてて下さい。