2003 01 01
01 01
あけましておめでとうございます。
ヒドイ風邪は僕もmariaもまだ治らずでベッド、ソファで
ゴロゴロ、めずらしくテレビなんていう日が続いてます。
なのでテレビ批評など。
昨日のイノキボンバイエ、回りでは去年の<安田劇場・笑>に
比べると面白くなかったっていう評価が多いのですが、僕はそうは
思いません。
これは僕が立ち技のみのK-1とかじゃなーんにも感じないほどの
格闘技上級者だからということも関係あるのですが、今回の試合は
思うに殆どガチンコ(ファイトクラブ、じゃないですよ。真剣勝負
っていう意味です)だった、つまりそれ故の面白くなさで、ある種
ゴージャスな退屈・膠着が多かったのが一見して「去年のほうが
面白かった」っていう感想につながるのでしょうが、これは今後
ガチ傾向の試合が増えるにつれ多くなる傾向にあると思います。
で、そー考えるとボブ・サップっていうのは奇跡的なタイミングで
現れた突然変異で、彼自身アントニオ・ノゲイラにギブアップ負けした
なんていうことは忘れられて、史上最強みたいな扱いになってますが
それは全然間違いで、確かにバランスのいい選手で頭もいいので(ちなみ
に僕はブルーザー・ブロディを思い出したりします)人気も分かるの
ですが、現状サップにはたくさんスキがあります。で、そのスキが
ガチ傾向に進化する格闘技のなかで面白味になることは確実で、そういう
意味でサップは奇跡、賜物(バカですね・僕)なわけです。
あと吉田がどーなるのかっていう問題もあるのですが、これは保留です。
昨日の試合はガチかどーかなんて問題にならないくらい圧倒してたけど。
で、そのイノキボンバイエの裏番組の紅白もチラチラ見ました。
でもこれはホントにチラチラくらいしか見れないシロモノで、それは
ダンスのせいです。
躁病ですか?っていうくらいの、そーだなーなんて言えばいいんだろう
振りがダサイのは分かってるんだけど、ちょっとスゴかったのがいくつ
かあった気が。
煽り系なんだけど、その煽りかたが「辛いときこそ頑張る」的な意匠も
感じられたりしてそれはトークみたいなののサムさもさることながら、
うん、もうやめましょう。細川たかしが無音からクレッシェンドする
ボーカリーズがうまいっていうことが分かったのは収穫でした。
でもその紅白は日本全体のアベレージを象徴してるわけで、そう考える
とレギュラーを9本も持っているみのもんたも当然、日本・レベルと
いうことになりますね。
みのもんたと言えば相談ものですが、今日見たのはなかなか凄かった。
なんかオレンジ色の帽子とか被った30くらいの男が出てきて、「実は
好きな人に告白したいんです」とか言うと「いやー素晴らしいことじゃ
ないか、するべきだよ」という余りにも定番な答え、オレンジ帽子が
「でも好きな人は男なんです」とか言ったとたん「えー、ちょっと待って
よ、え、どうしちゃったの?君、頭大丈夫?うーん、やめてくれよー、
うわ、寒気してきちゃったよー、なんでそんなことになっちゃったの!」
という、もの凄い答えで(笑)もーゲイ、マイノリティの問題なんて
ブッ飛んでかわりに「ダヒャヒャみたいなおばちゃんの笑い声の効果音
がつくという(笑)。でも、これが普通に許容されるのが大多数の現状
なわけで、いやこれは嘆いてるとかじゃ全然なくて(笑)。
そんなわけでたまにテレビをつけたら凄いものが見れて、元旦っていう
感じでした。