2020 09 18
9月25日(金)22時より渋谷慶一郎、初の無観客ピアノソロコンサート・ライブ配信が決定
〜Keiichiro Shibuya Playing Piano in the Distance〜
渋谷慶一郎、初の無観客ピアノソロコンサート・ライブ配信
2020年9月11日にリリースされた『ATAK024 Midnight Swan』の発売を記念して、渋谷慶一郎が初のライブ配信による無観客のピアノソロコンサートを行う。
アルバムはATAK WEB SHOPによる先行発売直後から注文が殺到、
コンサート当日の9月25日は映画「ミッドナイトスワン」
「ミッドナイトスワン」のサウンドトラックに加え、「SPEC」や「告白」など今までに渋谷が手掛けた映画音楽を中心に、アンドロイドオペラ『Scary Beauty』などの近作を含めた様々な楽曲が演奏される。
会場は『サウンド&レコーディング・マガジンなど音楽雑誌を多数発行するリットーミュージックが、東京・御茶ノ水に構えるRittor Base。『サウンド&レコーディング・マガジン』
クオリティへのこだわりからコロナ禍でも一度もライブ配信を行わなかったという渋谷慶一郎が、初めて実施する無観客・ライブ配信コンサート。
Rittor Baseの音響システムによって実現される最高音質のライブによるこのライブ配信は見逃せない。
■概要
<Keiichiro Shibuya Playing Piano in the Distance>
開催日時:2020年9月25日 (金) 22:00 START
ストリーミング視聴券:税込 2,000円 (前売)/税込 3,000円 (当日)
購入先リンク:https://ks-distance.
Keiichiro Shibuya Playing Piano in the Distanceについて
特に承認欲求の延長のような中途半端な配信には一番興味が持てず逆に今までやってきたピアノソロのコンサートのクオリティを維持、更新しつつ新しい試みが出来る機会を待っていた。
とはいえ、実際にはコンサートやライブ配信のことを考える余裕もなく「Super Angels」という新作オペラの制作に没頭していて、その合間に映画「ミッドナイトスワン」のサウンドトラックを一週間で完成させた。それは結果的に『ATAK015 for maria』以来11年ぶりのピアノソロアルバムとなる『ATAK024 Midnight Swan』としてこの9月11日にリリースすることができた。
アルバムが完成しマスタリングを終えた音源をいつものようにRittor Baseの國崎さんに送ると、即レスでこのアルバムのライブ配信をウチでやらないかという提案が戻ってきた。この誘いには乗ったほうがいいと直感的に思った。ここなら僕が今までピアノソロのコンサートでやってきた最高音質の追求と配信にカスタマイズされたバーチャルな音場、音響の生成のミックスが可能になる、そんなことを想像して興奮したのがライブの準備をしている今で続いている。
当日のサウンドエンジニアにはアルバムのミックスを担当してくれた葛西敏彦君を迎えて、彼が熟知しているRittor Baseに搭載されているリヴァーブや様々なエフェクトを駆使して自宅にいながらホールで聴くのとは別の臨場感を実現したいと思っている。ピアノはB-tech Japanの協力により僕が最も好きな機種であるベーゼンドルファーを持ち込めることになったのは望外の喜びである。また、Rittor Baseに常設してあるエレクトリックピアノであるWaldorf Zarenbourgと、現在僕が最も注目している昨年発表されたシンセサイザーのmoog oneも使い、曲によって弾き分けたいと思っている。
曲目は映画「ミッドナイトスワン」からの曲に加えて「SPEC」や「告白」のサウンドトラックなど、今までに手がけた映画音楽や近作を中心に演奏したいと思っている。
僕たちは無限に無数に離れているけど耳と目だけで繋がっている。グレン・グールドがみた夢の続きを見ることができるかもしれない。
渋谷慶一郎
2020.09.18 AM2:05
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