Piano - Ring for Violin and Piano for Cartier Women's Initiative
BRAND
2025
カルティエのウーマンズアワードのために書き下ろされた新曲《Ring for Violin and Piano (2025)》は、三者の感性が響き合いながら生まれる、揺れ動く音と身体の対話である。
作曲家の出発点となったのは、かつて贈られた一本のリング。そのフォルムは安定しているようでどこか儚く、反射する光の美しさや揺れ動く光と影が共鳴する。
渋谷慶一郎のピアノ、廣津留すみれのヴァイオリンと堀田千晶のダンスは、その不定形に揺れ動く音楽の中を泳ぐように漂い、互いの呼吸を探り合うように空間を立ち上げていく。
また、作曲にあたっては、武満徹の同名の楽曲から朧げにインスピレーションを受けている。