Heavy Requiem
オーストリア・リンツ市で2019年9月5日から9日の5日間開催される世界最大級のメディアアートの祭典「アルスエレクトロニカ・フェスティバル2019」にて、仏教の伝統音楽である高野山・声明の演奏家 藤原栄善氏との新作コラボレーション『Heavy Requiem(ヘビーレクイエム)』を発表した。
本作品は、今年のアルスエレクトロニカのテーマである『AI x Music』のコンサートイベントにて、セント・フロリアン教会でメインアクトとして公演された。『Heavy Requiem』は、 高野山に伝わる南山進流声明の演奏家で僧侶でもある藤原栄善氏による仏教の伝統音楽の声明と、渋谷による電子音楽を組み合わせた新作コラボレーション。
日時:2019/10/18 18:00-
会場:高野山大学 松下講堂・黎明館
- Organize
World Peace Gathering2019 Executive Committee
- Coproduction
Compassionate Service Society
2019年10月18日から20日までの三日間、世界中の僧侶が集まり世界平和へ祈りを捧げる「World Peace Gathering 2019」が、弘法大師空海によって1200年前に開かれた聖地高野山にて開催。
10月19日に行われる「Peace Mandala」では、アメリカ全土だけでなく世界各地に支部を持つCompaSSによって行われるマンダラにおいて、CompaSSの僧侶300人と渋谷慶一郎による電子音楽との壮大なコラボレーションが披露された。
また、今回の高野山で行われるPeace Mandalaでは、SOMA DESIGN 廣川玉枝氏が空間演出を務める。弘法大師空海がかつて高野山で行った、万の灯明を集め祈りを捧げる「万灯万華」のコンセプトを元に作られた光の演出で、高野山の自然そのものと深い一体感を感じる事ができるだろう。
Peace Mandalaについて
「Peace Mandala」は2009年より毎年アメリカ合衆国カリフォルニア州南部にてCompaSSが主催で行なっている祈りの祭典。渋谷慶一郎がこの祭典のために作曲した楽曲をライブ披露、世界各国より2000人規模の人々が集まりマンダラを形成し、渋谷の楽曲に合わせて世界平和を祈りを唱えます。
World Peace Gathering 開催概要
日時: 2019年10月18日(金)~20日(日)
会場:壇上伽藍金堂、高野山大学黎明館、高野山大師教会、他
オフィシャルWebページ
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World Peace Gathering 開催プログラム
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- Organize
World Peace Gathering2019 Executive Committee
- Coproduction
Compassionate Service Society
Ars Electronica Festival “AI x Music”
日時:2019年9月7日(土) 20:00開演
会場:St. Florian Monastery, Basilika, Austria
https://ars.electronica.art/outofthebox/en/heavyrequiem/
Presentation by Keiichiro Shibuya (Midlife Crisis of the Digital Revolution – Theme Conference)
- Concept,Composition,Electronics
Keiichiro Shibuya
- Buddhist Chant Shomyo
Eizen Fujiwara
- Visualization
Justine Emard
本作品は、今年のアルスエレクトロニカのテーマである『AI x Music』のコンサートイベントにて、セント・フロリアン教会でメインアクトとして公演された。『Heavy Requiem』は、 高野山に伝わる南山進流声明の演奏家で僧侶でもある藤原栄善氏による仏教の伝統音楽の声明と、渋谷による電子音楽を組み合わせた新作コラボレーション。
西洋的で静謐なレクイエムとは異なり、電子音楽によって作られた重厚な低音とリズム、ビートを組み合わせた祝祭的で扇動的なレクイエムの可能性を追求した実験的な作品で、ベースとなる音楽は、「大地・火・水・木/空気・宇宙」という自然界の五大に、「意識」を加えた六大をイメージした楽曲から構成されている。
声明は、伝統的な声明の中からこれら六大のイメージに即して選ばれた内容の声明が藤原氏が選択、唱えられる。
西洋的な音階や和音は一切使わない斬新なこのレクイエムは、電子音と声明の声が独立して存在することによって今までに聴いたことがないような均衡や調和を生み出すことを意図している。
また、西洋式の巨大な教会で行われる仏教音楽の爆音のダブミックスというコンセプトは渋谷が2年間温めてきたもので今回ついにアルスエレクトロニカからのオファーによって実現することになった。
映像を渋谷と数多くのコラボレーションをこれまでに発表してきた仏人ビデオアーティストであるJustine Emardが担当。映像には高野山の建造物、仏像などを3Dスキャニングした後に極度に抽象化した3D映像が音楽に合わせて発表される。
また、渋谷は この公演に加え、現地時間 9月6日に予定されているシンポジウムの一部にて、自身の近年の作品であるボーカロイドイオペラ『THE END』やアンドロイドオペラ『Scary Beauty』を紹介しながらAIと音楽に関するテーマでプレゼンテーションを行った。
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Heavy Requiem, performance, 2019, Keiichiro Shibuya, Justine Emard, Eizen Fujiwara
© Justine Emard / Adagp 20195/5
- Concept,Composition,Electronics
Keiichiro Shibuya
- Buddhist Chant Shomyo
Eizen Fujiwara
- Visualization
Justine Emard