渋谷慶一郎 × サー・ウェイン・マクレガーによる国際共同制作が始動、舞台美術に妹島和世が参加
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世界最高峰の劇場パリ・オペラ座に渋谷慶一郎が連続出演 新作を世界初演
演目は現代のコンテンポラリーダンスの世界最高峰であるウィリアム・フォーサイス (William Forsythe) による2作品、マース・カニングハム (Merce Cunningham)、渋谷とジェレミー、メディア・アーティストのエイドリアンM・アンド・クレアB (Adrien M & Claire B)によるコラボレーションによる新作ダンス作品「Scary Beauty」の4演目で構成されている。
公演は既に大きな注目を集めていてチケットはほぼソールドアウトとなっている。
ジェレミー・ベランガールはダンサーとしてのみならず近年は俳優としての活躍も知られている。今回のオペラ座の引退公演を機会に同バレエ団からは離脱することになるが、既にオラファー・エリアッソン(美術)、ジェイミーXX(音楽)とのコラボレーション作品や数多くのプロジェクトが予定されており、今後の活動も見逃せない。
その彼が約30年活動を共にしてきたパリ・オペラ座バレエ団との引退公演、フィナーレを飾る舞台に選んだのが渋谷慶一郎との共演であり、新作のタイトルとなっている「Scary Beauty」(不気味な美しさ)は渋谷の最新のプロジェクトのタイトルであると同時にジェレミーとの間で再三議論されていた、ミニマリズムを超えた新しい芸術フォームの探求を表している。
彼らは2015年から「The Way of the rabbit」「Parade for The End of The World」など、いくつかのパフォーマンスをパリを拠点に共同で作り発表してきた。この制作にデジタルアートとパフォーミングアーツの分野で活動してきたAdrien M & Claire Bを迎え、渋谷自身もステージでピアノとコンピュータを演奏することとなっており、クラシカルなバレエ、オペラ作品で知られるパリ・オペラ座としても画期的に斬新な新作の世界初演となるだろう。
渋谷は本公演にあたって、新作のタイトルとなっている「Scary Beauty」と「The Decay of the Angel」という新曲を制作、それぞれミッシェル・ウェルベックのテクストと 三島由紀夫最後の長編小説『豊穣の海』の最終巻『天人五衰』にインスパイアされているという。
概要
Scary Beauty Creation (新作・世界初演)
日時:2017年5月8日14:30、9日19:30、12日19:30、13日14:30、20:00 開演(現地時間)
会場:Palais Garnier(パリ・オペラ座ガルニエ) 8 Rue Scribe, 75009 Paris
Keiichiro Shibuya (Music)
Jérémie Bélingard (Dance)
Adrien M & Claire B. (Video Creation)
チケット:
Optima 110ユーロ
Cat1 95ユーロ
Cat2 80ユーロ
詳細はパリ・オペラ座公式HP