drill (2003)

TITLE: drill
ARTIST: ATAK

PLACE/DATE:
SUPERSTARS Tokyo

11:00 – 20:00
水曜定休

CREDIT:
sound
Keiichiro Shibuya(ATAK), maria(ATAK)

space
Myeong-hee Lee(ATAK design, matt)
Dai Takasuka(matt)

web
Toshiyuki Sugai(ATAK visuals & web,semitransparent design),
Ryoji Tanaka(ATAK graphics & web,semitransparent design),
Yusuke Shibata(ATAK programming & web,semitransparent design)

support
evala(ATAK sound programming), Shozo Kuze

CONCEPT:
このインスタレーション「ドリル」は東京・代官山にある美容室superstarsに常設・恒久設置を前提に制作されました。ここでは利用者が歩く・会話する・髪を切る・シャンプーされる・トイレに行く等の行為がインタラクションのトリガーとなりその場の音環境の生成・変化を決定します。 全体は以下の構成となっています。

1.切られた髪が掃き捨てられる微細な音は超高感度マイクによって感知され、max/mspによるプログラムを通してリアルタイムでスピーカから出力されます。同時にそれはメインのカットルームの四方向に設置されたスピーカーから再生され続けるパンニングによって分割された2種類のサウンドの生成・変化のトリガーとしても機能しています。この超高感度マイクとカットルームに設置された広角マイクの二つがサウンドファイルの再生範囲、スピード、パンニングなど全てのパラメーターの変化のトリガーです。つまりこの空間では常に2種類のサウンドファイルが異なったテンポと反復周期で存在しており、この空間において同じ音環境は再現されることなく生成・変化を繰り返します。

2.階段には一段ごとにセンサーが設置され、利用者が歩く速度にあわせて壁面のライトと1000hzのサイン波が点滅を続けます。

3.トイレでは広角のマイクがセンサーとなり利用者のたてる物音^^;のリズムを模倣してライトとパチパチ音が点滅を繰り返し、同時に「音消し」の用途も兼ねたエディットされたホワイトノイズがドローンとして利用者の存在が感知され続ける間、鳴り続けています。

4.シャンプールームはメインのカットルームの生成・変化するサウンドとは対を成す、音の静止画を指向しています。一定のドローンが反復され、変化はそこに存在する物音のフィードバック・ディレイによって保証されています。

5.superstars website/transferkey
サイトを訪れたユーザが絵を描くことによってコミュニケートするwebインスタレーション。ヘアーサロンには超高感度マイク(髪の毛の落ちる音などを拾う)が設置されており、ユーザが絵を描いている瞬間にサロンで発生している音のボリュームデータが付加される。パソコンのモニタをxy平面とするとこのボリュームデータはz軸に展開し、ちょうど描いた絵がユーザに方向に向かって伸びるような状態(絵から髪の毛が生えるような状態)になる。つまりサイトを訪れたユーザは他のユーザとコミュニケートしていると同時にサロンで切り落とされた髪の毛をWeb空間に再構築する試みに知らずに参加させられているという作品である。

6.システム図

speaker01 / musik RL906
speaker02 / musik MO-1
speaker03 / sony sms-1p
mic01 / behringer ECM8000
mic02 / shure SM-57
infinity mic / sanken MO-64B
pc / apple powerbook G4
audio interface / motu828MkII
sensor / omron EG3-l73

尚、このインスタレーションは美容室を利用する以外に、鑑賞・体験も可能となっています。
SUPERSTARS Tokyo
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