2005 02 22

02 22

2/20の日記に書いたCORNELIUS CARDEW/MATERIALがとんでもなく素晴らしいです。どのくらいか。と言うとここ数年(10年と書かないのは10年前に聴いていたものなど覚えていないからです)で聴いた現代音楽と言われるジャンルのCDで間違いなくベスト3に入るくらいとか、アルバムとしての完成度がここまで高い現代音楽は珍しいとか、興奮気味で何を言ってるのか分からないというゴスペルが久しぶりに聴こえてきそうですが、とにかくイイCDです。
元々カーデューは好きで、同じくhat ARTから出ているTREATISE(ジム・オルークがエレクトロニクスで参加してます)もよく聴いていたんだけど、このMATERIALはちょっと別格の素晴らしさで、ここのところ毎日どころかほぼ1日中かけてます。仕事をしているとき以外は。

とにかく精妙で抑制が効いていて演奏もよく(トータスのジェフ・パーカー、ジェブ・ビショップが参加している)ハズレ曲もない。圧巻は表題のMATERIALで作曲でしか出来ないことを最上のクオリティでやっていて感動的だなと思います。というか実際最初聴いたときにめちゃくちゃ感動しました。即興では無理だ。絶対。

カーデューの作曲能力というかコンポジションの才能はケージに匹敵する、いやもしかしたら上かもと前から思っていて、では作曲の才能とは何か。というとなーんとなく思うのは素材的、技法的なな拡張、洗練を経ても「明るくも暗くもない」という状態をキープできる、ということだと思うんですね。思いっきり私見ですが。精妙、というのは結果としてそういうことだと思います。

で、レコーディングも非常にうまくいっていて現代音楽かクラシックかサウンドアートかジャズかのどれかもしくは全部が好きな人には間違いなくオススメです。amazonで扱っていないようなので。
http://www.diskunion.co.jp/rock/goods_search.cgi?search_type=1&search_word=CORNELIUS%20CARDEW&genre_no=6156
もしくは渋谷のNadiffには2枚くらいあった気が。

一緒に買ったJOHN CAGE /music for changes/DAVID TUDOR:piano (hat ART 133)は演奏はいいんだけど録音がイマイチ。ピアノの場合、録音は本当に重要で例えば、グレン・グールドにしても組んでいるエンジニアのあの素晴らしいマイクテクニックと共に伝説があったことは明らかでしょう。というわけで結構聴いてるけど、カーデューのMATERIALがヘビロテです。TREATISEも聴き直してて、ついでにamazonでこれ↓も買いました。カーデューのピアノ曲自作自演。まだ届いてないけど。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005QCON/qid=1109344916/sr=1-1/ref=sr_1_2_1/250-3735494-1765004

ちなみにカーデューの遺作となった曲を悠治さんと三宅榛名が2台ピアノで弾いてるCDというのもあって、その曲は僕も畠中さんも涙したという非常にイイ曲。普通にイイ曲。マイケル・ナイマンの100倍いい、とか言えるような。