2004 06 02

06 02

昼間、天気の良い西郷山公園でエバラ君とmariaとペンキ塗り。
といっても日曜大工ではなくてインスタレーションの、です。

今回のインスタレーションs[a:ou]ndはATAKでやるような大規模
なものではまったくなくて非常に小さな作品です。
エバラ君とmariaに手伝ってもらっている以外は人の手は加わって
なくて、当然ペンキ塗りや部品買い出しも自分達でという感じです。

えーと、プロセスを書くとまず、trico design love!っていう総合
デザインコンサルタント会社がデザインしたマンション”building”
が市が尾というところに出来て、そこのエントランスに恒久設置
できる音響装置をtrico主宰の佐伯君に頼まれたというわけです。

で、条件としてそのマンション(は非常にイケてるデザインなので
すが)は管理人もいないSOHOスタイルのもので、従って電源の
on/offすら必要のない、音が出る装置ということでこれはつまり
コンピュータは使えないということになったわけです。

僕としてはそれは結構面白い条件で、日頃コンピュータをほぼ100%
に近い形で音楽を作るのに使っているという状況と離れて発想する
っていうのはイイのではないかと思って色々考えたんですね。

ところがまずトリガーと結果が常に存在するという発想自体が非常に
コンピュータ的でそこから離れて考えてみると、エントランスなので
常に音がある必要はないし、そこにいる人間の働きかけによって
音が出るというほうがいいのではということで思いついたのが砂時計
だったわけです。

そこは事務所として使われることが多くて、エントランスもちょっと
した書類の受け渡しスペースになるわけで、時間を計るという用途も
あって、なおかつ僕は試験管とか砂時計は造形的に非常に好きだった
ので、砂時計の中にコンタクトマイクを入れて落ちる音も砂の中に
埋もれて減っていく音も拾ってアナログのエフェクトで加工して
砂時計の上にあるスピーカーから出力するということを思いついた
わけです。

で、そこのエントランスには3つのベンチがあってそれぞれ
恋人用(なだらかなVの字)、ビジネス用(水平)、他人用(なだらか
な逆Vの字)という形になってるんだけど、それに対応させるために
砂時計も3つ、配置間隔から寸法まで全部3の倍数で統一しました。
なので同型で分数は3分、6分、9分となってます。

ただコンタクトマイクのケーブルが通る穴が空いている砂時計なんて
いうものは市販されていないので、砂時計職人の金子さんに特注で
3つの砂時計を作ってもらったんですね。

なので装置としては3つの砂時計とコンタクトマイク、いつかの
マイクプリやコンパクトエフェクター、スピーカーというごく
シンプルなものですが砂の音が3つ異なった周期と加工で鳴るという
本質的にランダムな音を指向しています。

で、今日はそれらの塗装をしたというわけです。

西郷山公園は徒歩で数分なんだけど平日の昼間はワンワンネット
ワーク(変な意味じゃないですよ。愛犬家達ということです)が
凄くて、家のマンションの愛好家の方に発見されて敷物引いて
ペンキ塗ってるのを後ろから見て「飲み会ですかー?」と言われ
たりしてました(笑)。

結局18時過ぎまでかかって終了。

その後、19:30から東急文化村地下のドゥ・マゴカフェで打ち合わせ
1件。終了後、近くの和食屋に流れて食事。