2004 05 04

05 04

そいえばこの前イライラして渋谷まで散歩に行ったとき

・radio head:ok computer
・グレングールド:バッハ トッカータ集

購入。1つめは訳あって2つめは衝動買いですな。

えーと僕が思うにレディオ・ヘッドのすごいところは2つあって
1つはトム・ヨークはいしだ壱成に似ているのにカッコイイと
言われているところ、2つめはシンセのストリングスの使い方と
ミックスの仕方が非常に上手いということです。

シンセストリングスというのは大概「これ生のほうがいいのにな」
と思うものだけどレディオ・ヘッドに関しては明らかにそんなことは
ない。むしろ絶対に生じゃないほうが良い場合しか知らない。

これは声との相性の問題もあるけど(その意味でも僕はやはり
japanとの親近性を感じてしまう。うねった進化の仕方も)音が
いいんですね。
多分いいシンセ使ってるとかじゃなくて、ミックスとコンプレッション
の度合いとかだと思うけど、他にあまり知らない。
トリッキーみたいなスタイルだと話は別だけど、バンドサウンドが
全面に出ているものでは稀なのでは。

バッハのトッカータはHMVで2枚組2090円という安さだったので
買ったんだけど非常にいいですよ。
グールドの後期の演奏というのを全然評価していない僕は、このCD
が70年代に大半が録音されてることを知ってかなり躊躇したんだけど
やはりバッハは別格なのかもしれない。素晴らしいです。

バッハ本人が弾いてるよりもいいんだろうな、と思える演奏は
グールドしかない。聴いた後にバッハを弾きたくなる演奏も。